南米編に引き続き、ヨーロッパ編です!
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世界一周する上での大前提は「生きて帰ってくること」です。
その為に、危険な国を把握しておくことは非常に大切だと思っています。
世界一周の良いところばかりがクローズアップされがちだと思いますが、世界はそんなに甘くありません。
現実を知り、危機管理能力を備え、十分な心構えをすることが世界一周を楽しむために重要なことだと思っています。
特に最近になって世界中で旅をする日本人が事件に巻き込まれるニュースが多くなってきていると思います。
それは旅が最近のブームになってきているために、海外に出る日本人の絶対数が増えていることも影響していると思いますが、それに伴って十分な知識を持つことなく出て行ってしまう人が多くなっているのではないでしょうか。
僕自身もまだまだ初心者旅人ですが、自分が最大限できる準備をしておく必要があると思い、日々調べている段階です。
ヨーロッパにある危険な国・地域は?
まずは外務省の提供している「海外安全ホームページ」でヨーロッパの地図をご覧ください。
こちらの地図上に危険度表示というボタンがありますので、それを押すと危険度を4段階で色分けして表示してくれます。
この地図上でも危険度が色塗りされている国は、ヨーロッパの中でも東側に固まっていることがわかり、西ヨーロッパに色が塗られている国は実は一国もありませんでした。
なので、西ヨーロッパは比較的安全だということのようです。(もちろん常に危機意識は必要です)
では、東ヨーロッパの中でも国全体がレベル1以上の危険地帯とされている国を特に挙げていきます。
コソボ共和国
全土でレベル1〜2 人口10万人あたりの殺人件数2.25件(日本の5.6倍)で世界第141位(順位とレベルは相関しません)
これまでの南米と比べると圧倒的に殺人件数が少なく感じますね。それでも日本の6倍弱の件数はありますので、注意が必要です。
このコソボは全土でレベル1〜2の危険度なのですが、外務省のホームページを見る限り、この国で心配なのは、アルバニア系とセルビア系両住民間の対立が続いていることから、その紛争に巻き込まれることのようです。
他のブログやサイトを見てみると比較的安全だと書かれていることが多いので、もしかしたら大丈夫なのかもしれません。子供も22時くらいまで外で遊んでいるというぐらいですしね。(若干情報が古いのが気になります)
ただ外務省のHPで一つ気になる文章が・・・「コソボにはISIL(イラク・レバントのイスラム国)に外国人戦闘員として参加していた者が多数帰還していると言われており,このような人物が国内でテロを起こす懸念があることから潜在的な脅威となっています。」
それにしても、その周辺国は危険度が示されていないので、急にコソボだけが悪いというわけではない気がしますが、コソボに行く際は一応気を引き締めていく必要がありますね。
ボスニア・ヘルツェゴビナ
全土でレベル1 人口10万人あたりの殺人件数1.31件(日本の3.3倍)で世界第166位(順位とレベルは相関しません)
正直情報がほとんど無い国です。
95年間に紛争が終結して以降、徐々に経済的・社会的・政治的にも改善傾向のある国のようです。
外務省が危険度を示しているポイントは二つのようです。
●過去の紛争時に使用された銃器や爆弾が未だに出回っており,これらを使用した強盗事件や発砲事件,爆弾事件が発生しており,注意が必要です。
●日中でも日本人旅行者が強盗やスリの被害に遭う事件が発生しており,注意が必要です。
日中でもというところが少し怖いところでしょう。
しかしそれは、ここだけでなく安全と言われる国であっても、常に危険意識を持って行動するべきです。
ヨーロッパではテロに気をつけるべき!
ヨーロッパではISILの影響からテロが多発しています。
- 2015年8月21日、タリス銃乱射事件
- 2015年9月17日、ベルリン婦人警官襲撃事件
- 2015年10月31日、コガリムアビア航空9268便
- 2015年11月13日、パリ同時多発テロ事件
- 2016年3月22日、ブリュッセル連続テロ事件
- 2016年6月28日、イスタンブール空港攻撃(ISIL)
- 2016年7月14日、ニーストラックテロ事件
- 2016年12月19日、ベルリンのクリスマス・マーケットへの車両突入事件
上記はwikiからの抜粋ですが、この2年だけで大きな事件が8件も発生しています。
しかし驚くことなかれ、公安調査庁というホームページに「世界のテロ等発生状況」というページがあり、そこにはISILだけではないですが、世界で起きたテロが書かれていて、2017年の11月だけでも11件発生していることがわかりました。
ちゃんと数えたわけではないですが、単純計算でも年間120件以上が発生していることになります。
やはり日本で報道されているのはごく一部のようですね・・・
特に多いのはやはり中東圏のイラク・シリア・パキスタンなどですが、トルコやインド、デンマークなども書かれており、中東に近い国やフランス・ドイツなどの移民が多い国も注意が必要です。
また2016年にイギリス外務省が発表したヨーロッパでテロの危険度が高い国というのを色分けして出してくれている海外の記事がありました。
色が濃いほど危険度が高くなっているようで、ヨーロッパではイギリス、フランス、ドイツ、スペイン、ベルギーの5カ国が最も危険度が高いと考えられているようです。
また外務省では12月27日に「欧州でのテロ等に対する注意喚起」という見出しで、情報を公開しています。それによれば、12月19日にドイツ・ベルリンのクリスマス・マーケットに車両が突入した事件では,実行犯が隣国イタリアに逃走したとのことです。
テロ対策なども簡単に(しか言えない)ですが、書いてありますので、一度目を通していただいた方が良いと思います。
世界中の旅人が無事でありますように。