世界一周するときに危険な国はどこ?☆北中米編☆

色々な国を周りたいという想いは、世界一周者には共通してあるものだと思います。

ですが、世界でも有数な安全国家に生まれた僕ら日本人には想像もつかないような危険な地域がこの世界にはあります。

世界一周において一番大事なことは、「生きて帰ってくること!」これ以外にありません。

生きて帰る!そのために、世界において危険と言われる国はどこなのかをよく知っておく必要があります。

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北米にある危険な国・地域は?

まずは外務省の提供している「海外安全ホームページ」で北中米の地図をご覧ください。

海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

こちらの地図上に危険度表示というボタンがありますので、それを押すと危険度を4段階で色分けして表示してくれます。

それを見るとまず北米(アラスカ州、カナダ、アメリカ)には危険な国と指定されているところはありません。

ですが、アメリカは特に大きな国ですので、地域ごとに見ていく必要があると思います。

まず、下の表を見てください。これはアメリカの各州と首都であるワシントンD.Cの人口10万人あたりの殺人暴行件数をランキング形式にしたものです。

順位 人口10万人あたりの殺人暴行犯件数
1 ワシントンD.C 1202.11件
2 テネシー州 608.18件
3 アラスカ州 606.46件
4 サウスカロライナ州 571.89件
5 ニューメキシコ州 567.52件
6 ネバダ州 562.12件
7 デラウェア州 559.45件
8 ルイジアナ州 555.34件
9 フロリダ州 515.28件
10 メリーランド州 494.09件
アメリカ全土の平均件数 369.39件

そして下の表は、人口10万人あたりの強盗件数と実際の強盗件数です。

順位 人口10万人あたりの強盗件数 実際の強盗件数
1 ワシントンD.C 662.30 件 4,093件
2 メリーランド州 177.46 件 10,343件
3 デラウェア州 169.54 件 1,538件
4 ネバダ州 157.86 件 4,299件
5 イリノイ州 157.38 件 20,254件
6 ニューヨーク州 145.88 件 28,396件
7  カリフォルニア州 144.04 件 54,292件
8 オハイオ州 139.08 件 16,057件
9 ニュージャージー州 138.41 件 12,209件
10 フロリダ州 134.45 件 25,622件
アメリカ全土の平均件数 97.73 件 6,949件

これを見ると、首都であるワシントンD.C.はかなり危険な都市であることがわかります。

小さな首都にかなりの人がいるため、犯罪も発生しやすいのだと思いますが、アメリカであっても気をつける必要があることが間違いありません

ちなみに実際の強盗件数でダントツトップなのはカリフォルニア州です。

西海岸で立地も良さげな土地ですが、実際にはかなりの犯罪が起きているということは忘れないようにしておきましょう。

ちなみ日本とアメリカを比較すると、人口10万人あたりの殺人件数は(WHOによると)

日本・・・0.4件の世界第193位(下から二番目)

アメリカ・・・5.4件の世界第93位

日本とアメリカの治安の差は驚くほどあるということです。

中米にある危険な国は?

先ほどの「海外安全ホームページ」の中米版を見てください。

海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

色のついている国があるのですが、その中でも国全体がレベル1以上の危険地帯とされている国を特に挙げていきます。

グアテマラ

全土でレベル1 人口10万人あたりの殺人件数39.9件(日本の99.8倍)で世界第7位(順位とレベルは相関しません)

かなり昔から危険度が変わっていないが、住んでいる人のブログを見ると危険な場所を避けて、世界遺産などの有名な場所では警備も整ってきているようです。

ただし、過去には日本人観光客が現地人に殺害される事件も発生していますので、気をつける必要があります。

これは、現地の宗教や風習を知らなかったことも少なからず影響があるような気がしますので、各地の特に宗教に関しては今後取り上げたいと思っています。

ホンジュラス


全土でレベル1〜2 人口10万人あたりの殺人件数103.9件(日本の259.8倍!!!)で世界第1位(順位とレベルは相関しません)

紛れもなく一番ヤバい国です。殺人件数は世界第2位のベネズエラの約2倍ぐらい違いますので、日本とは治安面で対極にいる国です。

銃社会で誰もが銃を持っており、ホンジュラスの主要都市である「サンペドロスーラ」は最悪の犯罪都市と認識されているようです。

ハイチ


全土でレベル2 人口10万人あたりの殺人件数9.1件(日本の22.8倍)で世界第31位(順位とレベルは相関しません)

外務省の「海外安全ホームページ」ではハイチに関してこのような記述があります

ハイチにおける殺人事件は「貧富の差」による嫉妬等、物を「盗った」「盗られた」から発生する等、極めて短絡的動機によるケースが多く、富裕層や多額の金銭を保管している事務所が標的とされる強盗事件が発生しています。  華美な服装や装飾品を付ける等、いかにもお金を持っていそうな格好は犯罪を誘発しかねないので注意してください。

日本人は世界的にも裕福というイメージがあるので、行くことによってこのように犯罪に巻き込まれる可能性が高いということでしょう。

ドミニカ共和国


全土でレベル1 人口10万人あたりの殺人件数25.4件(日本の63.5倍)で世界第14位(順位とレベルは相関しません)

外務省の「海外安全ホームページ」ではドミニカに関してこのような記述があります。

日本人の被害例

在留邦人等に対する被害も確認されています。最近の主な被害概要は以下のとおりです。

(1)強盗事件

○街を歩いていたところ,知らない男に声を掛けられ,近づいたところ,無理矢理車に乗せられ,車内で現金等を奪われた。

○カーニバルを観覧していたところ,20人位に取り囲まれ,現金やカメラ等を奪われた。

(2)窃盗事件

○スーパー内で3人組の女性に声を掛けられ,会話に気を取られている間にカートに掛けてあったバックを盗まれた。

○宿泊中のホテル客室において現金等を盗まれた。

○街を歩いていたところ,前方からやってきたバイクに乗った犯人にバックを奪われた。

発砲事件も多く、銃の所持も比較的簡単にできるようです。

エルサルバドル


全土でレベル1〜2 人口10万人あたりの殺人件数43.9件(日本の109.8倍)で世界第5位(順位とレベルは相関しません)

ギャングが多くいる国で、「マラス」と呼ばれるギャング集団は2015年からテロ集団として認定されており、殺人犯の実に9割がこの「マラス」の構成員であるとされています。

ギャング同士の抗争も起こっているようですので、かなりの危険地帯であると予想されます。

トリニダード・トバゴ

トリニダード島の全土でレベル1 人口10万人あたりの殺人件数35.3件(日本の88.3倍)で世界第10位(順位とレベルは相関しません)

トリニダード島とトバゴ島の2つの島からなる国です。外務省の発表によれば

トリニダード・トバゴ出身のISIL(イラク・レバントのイスラム国)戦闘員は,トリニダード・トバゴ国内で欧米諸国権益や政府機関への攻撃を呼びかけており,これら施設に不用意に近付かないなどの注意が必要です。

この遠く離れた小国から、イスラム国の戦闘員になる人がかなり多くいるようです。そのため国内でも危険度が高くなっているとのことでした。

事実2016年2月に日本人ミュージシャンの女性が殺害されています。毎年開催され、世界三大カーニバルの1つとして数えられているトリニダードカーニバルに参加している時に、殺害されたそうです。そんな色んな人が集まって楽しむためのカーニバルの最中に殺されてしまうなんて酷すぎませんか・・・

ニカラグア


全土でレベル1 人口10万人あたりの殺人件数13.0件(日本の32.5倍)で世界第30位(順位とレベルは相関しません)

タクシーによる強盗が多いようです。

実際に被害に遭われた方がブログで報告されていました。

はっきり言って内容はかなり精神的ダメージを食らいます・・・

    2006年10月14日。この日は僕にとって忘れることの出来ない一日となった。ニカラグアの首都マナグアで強盗に襲われた日である。その日は僕にとっては長い長い一日で、今もなお思い出したくない苦い記憶だ。しかし、僕と同じような不幸な旅行者が現れないよう

中米を周るときはかなり注意が必要

中米には犯罪大国がかなり多くありますので、南米と合わせて注意が必要です。

また日々世界は変化していきますので、どこでいつテロが起こるかわかりません。

外務省の「たびレジ」というものに登録すると、海外での注意情報が送られてくるみたいなので、そういったものを活用しながら、世界情勢を見つつ旅をしていった方が良いでしょう。

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コメント

  1. ハム太郎 より:

    名前を挙げたこれらの地域はノブさんは行かないんでしょうか?それとも、万全を期して行かれるのですか?

    • ノブ より:

      ハム太郎さん
      ご質問ありがとうございます。
      基本的には行かない予定です。ただ、実際に行っている日本人も多くいますし、国の中でも地域によって危ない都市、比較的安全な都市があるようです。逆に他の国だから安全というわけでもありません。なので、旅の途中で安全性がある程度わかり、興味の惹かれる情報があれば行く可能性はあるかなと思っています。ただし、最初にも書いたように「生きて帰ること」が重要だと思うので、安全性最優先でという考えでいきたいと思います。