世界一周中ヨーロッパ滞在に知っておくべき国境規則「シェンゲン協定」☆

前回、ビザの発行が必要な主要国に関する記事を書いた時にヨーロッパ滞在に必須の知識である「シェンゲン協定」について少し触れました。

今回はこの「シェンゲン協定」について説明していきたいと思います。

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シェンゲン協定とは

シェンゲン協定とは、簡単に言うとシェンゲン領域国の国家間において、国境検査なしで国境を越えることが許される規則のことです。

国境検査なしなので、面倒な手続きをわざわざすることなくヨーロッパ各国を周ることができます。

日本人がシェンゲン領域を渡航する場合

最初 → シェンゲン領域国に最初に入国する際に、入国審査を受けます。これは飛行機のトランジットで最初にシェンゲン領域国に入る時はその国で審査を受けることになります。

途中 → シェンゲン領域に滞在している限りはどの国に行こうとも検査をスルーして入国することができます。

最後 → シェンゲン領域国を最後に出国するときに、出国検査を受けます。

というように、最初と最後だけ国境検査を受けるだけで良いので、非常に便利な制度です。

シェンゲン協定の注意点

シェンゲン協定は先ほど述べたように、非常に便利な制度なのですが、それなりの条件があります。

まず、2015年7月19日から、「シェンゲン領域に短期滞在を目的として渡航する場合、有効期間がシェンゲン領域国からの出国予定日から3か月以上残っており、かつ10年以内に発効されたパスポートを所持している」必要があるというように改正されています。

日本の場合、パスポートは5年か10年パスポートしか発行されませんし、パスポート有効期間が近付いているものは基本的に他の国でも入国が制限されてしまいますので、世界一周に旅立たれる方は基本的に問題ないと思います。

そしてもう一つの条件!これが重要なのですが、

シェンゲン国境規則においては,域外国の国民がビザ免除で短期滞在が認められる期間は「あらゆる180日の期間内で最大90日間」

というように定められています。

「あらゆる180日の期間内で最大90日間」というのが少しわかりにくいと思いますが、簡単に言うと

「過去180日をさかのぼってシェンゲン領域国に滞在した日数はすべて短期滞在の期間(シェンゲン領域をトランジットで通過する場合も含む)としてカウントされ、その日数が最大90日間」

ということです。

例えば、シェンゲン領域国に90日間滞在をしたら、一度出国しなければならず、そこからさらに90日間はシェンゲン領域に入国することができません。

90日間(3ヶ月間)でヨーロッパを周るのは結構難しいですよね。

そうなった場合には、90日間の後、どこか違うところに行く必要があります。でもヨーロッパと言っても、ヨーロッパ諸国が全てシェンゲン領域国なわけではありません。

シェンゲン領域国 ≠ EU(欧州連合)

ではこのシェンゲン協定が適用される国はどこなのでしょうか?

また混同されがちですが、シェンゲン領域国とEU(欧州連合)は別物なので注意が必要です。

EUに加盟している国でもシェンゲン協定に加盟していない国があります。逆にシェンゲン協定に加盟しているけどEUには未加盟の国もあります。

EU加盟国(赤字はシェンゲン領域ではない国

ベルギー、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、ギリシャ、スペイン、フランス、イタリア、ラトビア、リトアニ ア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、スロべニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン、イギリス、キプロス、アイルランド、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア

合計28ヶ国が加盟しています。

シェンゲン領域国(赤字はEU加盟していない国

一方シェンゲン協定に加盟している国は、イタリア,エストニア,オーストリア,オランダ,ギリシャ,スウェーデン,スペイン,スロバキア,スロべニア,チェコ,デンマーク,ドイツ,ハンガリー,フィンランド,フランス,ベルギー,ポーランド,ポルトガル,マルタ,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルク,リヒテンシュタイン、アイスランド、スイス、ノルウェー

合計26ヶ国が加盟しています。

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出典:http://blogos.com/article/161535/

シェンゲン協定に加盟していないEU加盟国に入国する際には、入国検査を受ける必要がありますが、逆にEU加盟していないシェンゲン領域国に入国する際には、税関検査を受ける必要があります。

必要な検査
EU加盟のみ(イギリス、キプロス、アイルランド、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア) 税関検査
シェンゲン協定加盟のみ(リヒテンシュタイン、アイスランド、スイス、ノルウェー) パスポート検査
シェンゲン領域国でEU加盟国 両方とも必要なし

ルート決めが重要!

シェンゲン協定があることでヨーロッパには90日間しか連続で滞在することができませんので、どのようにして周るかのルート決めが大切になってくるかと思います。

僕の場合は、東周りでアメリカ大陸を縦断した後、一度アイスランドから北欧諸国から西側のオランダ、フランス、スペイン辺りを90日間で出来る限り周りながら南下していき、アフリカ大陸に入って一通り見た後、ギリシャ辺りからまたシェンゲン領域の東側を北上しつつ、ロシアに抜けていこうかと思っています。

これならあまりロスなくヨーロッパ諸国を周れるのではないかなと考えています。

この逆のパターンでも良いと思いますし、それぞれで良いルート決めを楽しんでいただいたら良いと思います。

あとグレーな話になりますが、シェンゲン協定もあるのですが、日本はヨーロッパの各国と二国間のビザ免除措置に関する枠組みを有していますので、90日間を超えたとしても問題なくいける可能性がありますし、過去にこのシェンゲン協定によって問題となったケースは今の所無いみたいです。

実際に90日間を過ぎても何もなかったというところもあれば、国によっては厳密に日数を計算しているところもあるようです。

なので、もしかしたら考えすぎなくても良い問題かもしれませんが、海外ではどのような事態に巻き込まれるか予測できない部分もありますし、世界情勢によっては制度が変わる可能性もあります。

外務省のHPでも注意されているように事前に,渡航予定国の措置に関する情報を各国の政府観光局や我が国に存在する各国の大使館に問い合わせて確認することをお勧めします。

基本的には、それぞれの国のルールに従って、マナー違反をせずに安全に旅をしていきましょう!!!

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