トビリシからアゼルバイジャンビザを取得してきました。今回その方法について自分の経験から注意点を踏まえてご紹介したいと思います。
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トビリシでアゼルバイジャンビザを取得するメリット
アゼルバイジャンに入国するにはビザが必要なのですが、取得するための方法はいくつかあります。
- 空路でアライバルビザ取得・・・無料
- eビザを申請して取得・・・23USD
- 大使館で申請して取得・・・無料
この3種類です。
元々アゼルバイジャンまで飛ぶ予定だったり、少し遠くの国から飛んでくるというのであれば空路から入って無料のアライバルビザを取得するのが一番簡単です。
しかしジョージアから空路を使うのはやはり陸路より高くなってしまうので、バックパッカー向きではありません。
次にeビザを申請して、陸路でアゼルバイジャンに入る方法ですが、24USD(約2600円)の申請費がかかってしまうのが難点です。
ただし、eビザの良いところは発行までが大使館申請より早いということです。急ぎの場合には50USDにはなりますが、3時間で発行してくれるサービスもあります。
僕の場合は元々ジョージアにしばらく滞在する予定だったので、その滞在の間に申請だけ済ましてしまおうということで、大使館にて申請しました。
方法は難しくないので、ジョージアを楽しんでいる間に簡単に取得できましたよ。
簡単に比較した表を貼っておきます。
アライバル | eビザ(通常) | eビザ(即日) | 大使館申請 | |
費用 | 無料 | 24USD | 50USD | 無料 |
取得日数 | 即日 | 3営業日 | 3時間 | 3-4営業日 |
大使館でビザ取得するために準備するもの
まずビザを取得するためにはいくつか準備をしておかないといけないものがあります。
- 日本大使館からインビテーションレターを取得する
- アゼルバイジャンビザ申請に顔写真が必要
- アゼルバイジャンのホテル予約書(印刷して書類として提出)
- アゼルバイジャンに滞在する日程の設定
- パスポート(僕はホールドされました)
特に上3つはしっかり準備をしていかれるのをオススメいたします。
インビテーションレターに関しては次項で詳しくご紹介します。
顔写真に関しては世界一周している人であれば、予め準備して持っている人も多いでしょうが、そうでない人の場合は写真を撮りに行く必要があります。
写真を撮りに行ける場所はトビリシ市街地にいくつかありますので、そこで撮りに行きましょう。
僕は元々持っていたので、それを使いました。
またアゼルバイジャンのホテル予約書の提出を僕の場合は求められました。これに関しては後述します。
その他インビテーションレターを申請する時点で詳細な日程の提出を求められるので、予め自分がどれくらい滞在するのかを決めておく必要があります。
ホテルの予約書の作り方
これは簡単です。
Booking.comでキャンセル無料の宿を選択して、自分が行く予定の日程で一日予約を取ります。
あとはサイト上の「予約確認」から「予約確認書の印刷」という項目があるので、そこから予約確認書を印刷して持っていけば大丈夫です。
実際に泊まってもいいですし、もう少し考えたいという場合はとりあえずキャンセルしておいて、後でもう一度予約をし直しても良いと思いますので。
在トビリシ日本大使館への行き方と申請
まず最初に在トビリシ日本大使館にてレターを取得しに行きます。
窓口の開館時間は
- 9:30〜12:30
- 15:00〜17:00
となっています。レター発行までに30分弱ほどかかるのであまり時間のギリギリに行くとその場でもらえない可能性もありますので到着時間を考えて向かって下さい。
大使館の場所はこちら
行き方としては色々な方法があるのですが、一番分かりやすいのがまずはリバティスクウェアのバス停に行くことです。
駅のすぐ前にバス停がありますので、そこから31番のバスに乗り込みましょう。バスは15分ほどで日本大使館の前までくるので、その手前で降ります。
バス料金:0.5ラリ(約20円)
大使館に到着したら、中に入って奥に進んでいきましょう。
荷物チェックのところがあり、そこで携帯などの貴重品も含め、パスポート以外はすべて預けさせられます。
チェックの場所にロッカーがあり、そこに荷物を入れて鍵は渡してもらえます。
窓口に行くと、すぐに書類に必要事項を記入するように言われます。
この時点で何月何日からいつまで滞在するかという詳細な日程を聞かれます。その日程がそのままインビテーションレターに書かれることになるので、予め決めておいた日程を書き込むようにしましょう。(最大で30日間の滞在が可能なので、自分が行くであろう日程を挟んで余裕を持った日程を提出すると良いと思います)
書類を提出して30分弱ほど待つとレターをもらう事ができます。(写真撮るの忘れました)
アゼルバイジャン大使館で申請
次にアゼルバイジャン大使館での申請に向かいます。場所はこちら。
日本大使館に来るのに使った31番のバスがアゼルバイジャン大使館まで行ってくれます。リバティスクウェア方面に乗り込みましょう。
ここから中に入って申請となります。
開館時間は
- 10:00〜12:30
- 16:00〜17:30
となっています。
僕は午前中の閉館10分前に訪れた際、警備員に入れてもらえませんでした。理由は10分で終わらないからだそうで、少なくとも12時前には来いと言われました。閉館時間の30分前には着くようにしておいた方がいいみたいです。
結局その場での入館は叶わず、16時に申請に来いと言われました。僕が調べた時は午前中しか申請を受け付けてくれないという情報だったのですが、どうやら申請は午後からもできるようです。
ただ、僕は午後から予定があったので、結局次の日の午前中に再度申請しに行きました。
注意点!
注意点というか僕がやらかしてしまった失敗をご紹介したいと思います。
申請をしに行った際、僕はアゼルバイジャンのホテル予約書を持って行ってませんでした。
そのため、大使館職員に大使館の目の前にある会社で予約書をプリントアウトしてもらって来いと言われたので、向かったのです。
向かいにはこんな感じの会社があり、中に入ると一人のスタッフらしき人が電話をしていました。
電話が終わるとその人が僕に
「ジャパニーズ?アゼルバイジャンビザ?」
と聞いてきたので、「イエス」と答えると、椅子に座るように促されました。
大使館の人が電話でもしてくれたのかと勝手に勘違いしてしまい、椅子に座ったままじっとしていると、
「写真とパスポート貸して」
とのこと。言われるままに出して待っていたら、勝手にホテルの予約書とアゼルバイジャンビザの申請書を作成されていたのです!
そして20ラリの請求をされました。
ジョージアでこれまでボッタクられるという事がほとんど無かったので、完全に油断をしてしまっていました。あまりに華麗な手口に僕も思わず笑ってしまい、結局支払いを済ませました。
これははっきり言って、かなり高い金額だと思います。
本来であれば、予約書のプリントアウトだけであれば高くても2.3ラリもあればすんでしまうレベルの話だと思うのですが、申請書まで代行されてしまい、ホテルの予約書まで作られてしまったために、無駄に高額なお金を支払うことになってしまいました。
これに関しては本当に自分が馬鹿だったなと思います。みなさんは騙されないように気をつけてください。
多分最初からプリントアウトだけをお願いすればもっと安くなると思いますので、負けないという人はこちらでプリントアウトしても良いかもしれませんね。(最初に値段の確認をお忘れなく)
アゼルバイジャン大使館にてビザ取得
大使館で全ての書類を渡した後は、
「3-4営業日後にもう一回来い」
と言われました。
結局僕は4営業日後の午後に取りに行くと、すでにビザはできていて、5分もせずに受け取って帰る事ができました。
まとめ
少し内容がごちゃついてしまったので、簡単なまとめを箇条書きで作成しておきます。
- 必要書類を準備しておく
- 日本大使館でインビテーションレターを取得
- アゼルバイジャン大使館でビザ申請
- ホテル予約確認書は印刷必要(担当する職員によるのかも)
- パスポートはホールドされました(ただし、必要かどうかも聞かれたので、必要と答えたらホールドされない可能性もあります。)
- 3-4営業日後にビザ取得
以上となります。
少しでも参考になれば幸いです。