リトアニアの観光地と言えば、ほとんどの人が名前を挙げるだろうと予測される有名な場所、それが十字架の丘です。
今回はそんな十字架の丘に拠点となるシャウレイの街からどのように行くべきかをわかりやすくご紹介したいと思います。
シャウレイ(Siauliai)の場所と行き方
シャウレイは十字架の丘に行く際の最寄りの街であり、この街が観光の拠点となります。
シャウレイと十字架の丘の場所はこちら
基本的にどこの街から十字架の丘に行くにしても必ずこのシャウレイを経由することになりますので、覚えておいて下さい。
そしておそらくほとんどの大きな街からならシャウレイ行きの直通バスがあるので、探してみると良いでしょう。
僕が確認した中ではヴィリニュス(Vilnius)、カウナス(Kaunas)、クライペダ(Klaipeda)からはバスがありました。
シャウレイからのバス
シャウレイから十字架の丘に行くのには、ローカルバスを使うことになります。
バスターミナルはこちら
ローカルバスはプラットフォーム12番に来るJoniskis行きのバスになります。
バスの前に行き先が書かれているので、それをみればすぐにわかると思います。
バスの乗り込む際にバス料金を支払います。
片道:0.9ユーロ
現金のみですので、しっかりと現金を用意しておいて下さい。
バスに乗り込んだら十字架の丘の最寄りバス停である「ドマンタイ」(Domantai)へ向かいます
ドマンタイの場所はこちら
ドマンタイの場所は少し分かりにくいですし、特にアナウンスなどはありませんので、地図アプリなどをしっかり見ておき、近づいたら降りるようにして下さい。
バス停から十字架の丘
バス停を降りたらそこから十字架の丘までは基本的に徒歩で向かうことになります。距離にして約2kmの道のりです。
ほとんんど無いでしょうが、観光シーズンなどは人で賑わっているので、たまに車に乗せてもらえることもあるかもしれません。
そんな坂道でもないので、ゆっくり歩いていけば20分ぐらいで到着します。
しばらく歩くと十字架の丘が見えてきます。
僕が訪れたのは8月の初旬でしたが、多くの観光客でごった返していました。
十字架の丘自体は特に入場料の支払いなどなく、無料で全て見ることができます。
十字架だらけということは聞いていたのですが、本当に人が埋まりそうなほどの十字架の数で本当に凄かったです。
天気が微妙で曇りでもなく、カラッと晴れるわけでもなくという感じでしたが、幾千もの十字架の雰囲気はとてもありました。
これまで沢山の教会を見てきましたが、人生のなかでみた十字架の数を1日で追い越したと思いますし、もうこれ以上の数の十字架を見ることもないだろうと思います。
これらの十字架は1795年リトアニアがロシア領であった際に、ポーランド人とリトアニア人がロシアに対して放棄を起こしたが、いずれも失敗に終わり、その際の反乱兵の家族が遺体の代わりに十字架を丘に建てたことから始まっているそうです。
この丘はリトアニア人の宗教や遺産への忠誠心を示し、非暴力による抵抗を表していたそうです。
国全体の想いのこもった十字架群だったんですね。
十字架の丘からの帰り方
十字架の丘から帰る際には最初のバス停のところまで戻っていきます。
帰りのバス停は最初に降りたバス停よりも南にありますので、注意してください。
ドマンタイからのバス時刻は上記の通りです。リトアニアは結構バス時間がきっちりしている方ですが、少し前から待っておくのが良いと思います。
料金は行きと同じです。