ヴロツワフは小人の街として非常に有名な場所です。
今回ヴロツワフの街で小人を簡単に探す方法をご紹介したいと思います。
ヴロツワフの小人達
ヴロツワフで小人が沢山作られたのは政治的な意味合いがあるようです。
1980年代の共産主義による独裁政治に対するデモ目的のために小人をシンボルとして行われた運動が発端となっています。
その後1990年代に入り、ポーランドが民主主義になり、2001年ヴロツワフ芸術大学の学生プロジェクトによる小人の銅像が街に設置され、そこから徐々に数が増えて行きました。
現在は許可を取れば誰でも小人を設置することができるようになり、街の店舗前に店の趣旨に倣った小人達が出現するようになっています。
そのため年々小人の数は増え、2019年9月現在では382体もの小人達が街の至る所にいると言われています。
バンクの前にATMからお金を盗み出す小人がいたり、パティスリーの前でケーキを運び出す小人達がいるなどとそれぞれの小人達にストーリーがあるようで見ていて非常に楽しいです。
小人達を探している観光客は非常に多く、子供達も見つけてははしゃいでいるので、そういった光景を見るのも非常に微笑ましいです。
簡単に小人を探す方法
382体もの小人達を全て探すのはかなり骨が折れると思いますが、何十体かを見つけるのはそこまで難しいことではありません。
そして街に散らばる小人達を簡単に見つける方法がいくつかあるのでそれをご紹介したいと思います。
- 小人マップを購入する
小人マップ(Plan miasta krasnoludkowy)というのがお土産屋さんや観光案内所などに売られているので、それを購入して探すということができます。
- インターネットサイトで検索
もう一つは小人についての情報が書かれたサイトがあり、そこで小人の居場所が記載されています。
ただし、このサイトではポーランド語の他に各種言語でのページがあるのですが、情報があまりリンクしていないようで、ポーランド語で調べるのと英語で調べるのには少し違いがあるようです。
英語版の方が情報が少ないイメージなので、どこまで信用できるかはわかりません。
- Maps meを使う
そして最後に僕が一番オススメするのが、無料で簡単に見つけられるmaps meを使うという方法です。
Maps meというオフラインで使えるアプリがあるので、これでポーランドの地図をダウンロードします。
そうすると地図上を探すことで小人の位置を知ることができます。
地図上に飲食店などのマークが何もなく、明らかに道路の端に文字だけが書かれているものがあります。それをタップしてみると、「イラスト」と書かれているものが見つかると思います。
それが小人のある位置です。
僕はそれをmaps meを使いながら歩いていて偶然見つけました。
地道な作業ですが繰り返し見つけていくことで、街の中心部だけで上記の画像のように沢山の小人達を見つけることができたので、非常にオススメだと思います。
注意も必要
ただし、maps meは無料のアプリであり、特にヴロツワフの公式サイトをフォローしているわけでもないため、その情報は不正確であることは否めません。
事実僕がmaps meで調べて行った場所であっても小人がいなかったり、maps meには書かれていない場所に小人がいたりということはありましたので、最新情報が記載されているわけではないということを覚えておいてください。
Maps meである程度の小人達を見つけつつ、自分で歩きながらも見つけていくようなスタイルが一番楽しめると思います。
街並みと小人に癒される
ヴロツワフは小人以外にも街並みが非常に綺麗な都市です。
そのため、小人を探す目的ではなくても街を散策するのはとても良い目の保養になります。
カラフルな建物が沢山あり、いわゆるインスタ映えなポイントがいくつもあります。
この街で沢山のインスタ映えな場所を見つけてみてください。