モスタルから行けるクラビカの滝という滝があります。この滝は非常に素晴らしい滝にも関わらず、交通の便が良くないために個人で行くのを断念するのが非常に多い滝でもあります。
そんな滝に今回個人で行ってみたので、その時の方法をご紹介したいと思います。
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行く前の準備
今回個人で行く方法をご紹介するのですが、最初に行っておきたいのは、かなり歩くということです。
バスで行ける範囲は限られているので、公共交通機関の通っていないところを徒歩で向かいます。
ですが、正直徒歩ばかりも辛いので、途中でヒッチハイクを試みました。ボスニア人はかなり優しい人が多いので、ヒッチハイクはめちゃくちゃ簡単です。(僕の場合ヒッチハイクし始めて2台目で乗せてくれました)
なので、ヒッチハイクを簡単にするための下準備からはじめていきます。といっても普通の事なんですが(笑)
ヒッチハイクをするためには向こうの警戒心を出来るだけ取り除くために目的地を明確にします。ということで紙に目的地を書きましょう。
本当は大きなマジックなどあれば良かったのですが、持っていなかったので、僕は普通にペンで書きました。
最初からルブスキから滝までの行きは歩くつもりだったので、滝からルブスキに帰る用にルブスキの文字だけ書いておきました。
そして念のためペンは持っていきました。(これが後で大きく影響してきます)
モスタルからルブスキ(Ljubuski)へ
モスタルからルブスキへはバスで向かいますが、普通のバスステーションの窓口だとかなり遅い時間(19時15分)しかありません。
そのため、バスステーションの並びにある「globtour」というバス会社でバスチケットを購入します。
バスの時間は
- 6:50
これだけです。
僕はチケットを前日に購入しましたが、当日でも十分間に合うと思います。
バス料金
バスは荷物があれば荷物代が取られますが、日帰りの気軽な旅なので大きな荷物は持っていませんでした。
一人:5マルク(約330円)
当日のバスはクロアチアのザグレブ行きのバスに乗り込みました。
そしてルブスキに到着したら降ろしてくれます。
ルブスキから滝まで徒歩かヒッチハイク
ルブスキの降りる場所はこちら
タクシー乗り場となっていますが、場所はこの辺りで降ろされます。目印はこの建物。
そしてルブスキからモスタルに帰る場合はこの建物の前で待っていて、バスが来たら運転手にお金を払って乗り込むということです。
ちなみに帰りのバスは
- 20:00発
これしかありませんので、ここから帰るとなるとかなりの時間を過ごすことになります。
またバスステーションは別にちゃんとあり、そこにはglobtourのバスは来ませんので注意してください。
※ただ、僕は結局ここから帰ることはありませんでした。
あとこのルブスキの町にも要塞があって、見晴らしはかなり良さそうだったので、見に行ってもいいかもしれません。
クラビカ(Kravice)の滝の場所
クラビカ(発音的にはクラヴィツァの方が通じます)の滝の場所はこちら
ルブスキからは片道約8kmです。徒歩2時間弱ぐらいで到着できます。
朝が早いので、日差しも強くないですし、道のりは平坦そのものなので、全然歩けないことないですよ。
滝の入場料
入場料はこちら
一人:10マルク(約650円)
チケットはもらうだけで特に半券を取られる場所はありませんでした。
滝は最高!!!
入り口から滝までは遊歩道的な階段が設置されているので、それを降りていきます。
降りていくと滝の上の方の流れが見えるところに・・・
こういうところって意外と貴重だったりするので嬉しいですね。滝が落ちて行く手前の部分の早い流れを見ながらのんびりすることもできます。
そして更に降りていくと滝がもうそこに
結構水量があって水しぶきで身体が濡れてしまうぐらいです。
滝を見れるところにはカフェやレストランがあるので、コーヒーを飲みながらゆっくり滝を見ることもできますし、夏には泳ぐこともできます。
僕が訪れた時は水量が多かったのか、カフェのすぐ下の通路まで水が被っていました。
観光客は水に浸かりながら、滝を見れます。って言ってもこの時の水温はかなり低かったので結構寒かったと思いますが・・・
滝ではボートに乗ることもできる
ここではボートに乗って、滝に近づくこともできます。
時間としては20分もないぐらいだったと思います。
僕はやってないので値段がわかりませんが、時間的にも短いので、そこまで高いものでは無いような気もします。
僕はコーヒーを飲みながら、ひたすらのんびり滝の雰囲気を楽しんでいました。
帰りは別の町へ(ヒッチハイクがオススメ)
当初帰りもルブスキから帰るつもりでヒッチハイクの紙を用意していたのですが、モスタルからバスで同乗した別の観光客の人から「メジュゴリェ(Medjugorje)」という町まで行けば、モスタル行きのバスが出ているという情報を聞いたので、急遽行き先を変更することにしました。
というのもルブスキに到着したのが8時半ぐらいで、そこから徒歩でクラビカの滝に10時半過ぎに到着し、1時間超滝で過ごしたのですが、その時点で12時ぐらい。ルブスキから帰るとなると帰りのバスは20時で、しかもそのバスもちゃんとその時間に来るかわからないという始末、どう考えても他の街まで行ってバスを捕まえた方が効率よく帰れます。
ということで、「Medjugorje」まで行くことにしました。
ただ、僕はこの時教えてもらったように「メジュゴリェ(Medjugorje)」に向かったのですが、後から考えると「チャプリナ(Capljina)」に行く方が良かったと思います。
その理由はMedjugorjeのバスは結局Capljinaへ向かうということと、Capljina方面へ行く大きな道の方が滝に近いからです。
ここではどこでヒッチハイクするべきかということもお伝えしようと思います。
各町へのヒッチハイク場所
クラビカの滝からまず歩いて北へ向かいます。
そしてCapljina方面のヒッチハイクはここで行いましょう。
ここまでの道のりはmaps meを使えば分かりやすいと思います。
この点線みたいな道を辿っていきましょう。
Google mapでは道のりが書いてないので行くのが大変かもしれません。
最初にクラビカの滝から北のほうへ向かうと草原みたいなところがあり、道無き道を進むことになります。
本当にこの時だけめっちゃ不安になります。
ただ、maps meを信じて進んでいくと、ちゃんとした道にぶち当たります。
この道の通りにひたすら進んで行くと、さっきの地図の場所にくるので、そこでヒッチハイクをしてください。
ちなみに僕はそこで「Medjugorje」行きの車を捕まえようとヒッチハイクを試みましたが、流石に方面が違うので、誰も止まってくれませんでした。
そしてMedjugorje行きの場合は更に歩きます。ヒッチハイク場所はこちら
ここまでくるとMedjugorje行きの車ばかりなので、すぐに止まってくれます。
僕は念のために持ってきていたペンで新たに目的地を書き込んで掲げ、2台目のプロミュージシャンだというボスニア人に拾ってもらいました。
ちなみに「Medjugorje」の街にはとても有名な教会があります。
この教会には観光客も多く訪れるそうです。僕は全然知らなくてヒッチハイクしたミュージシャンに教えてもらいました。
もしこの街に来られるのでしたら、この教会も行かれてみてはどうでしょうか。
帰りのバス時刻と料金
僕の着いた「Medjugorje」のバスステーションからモスタル行きのスケジュールは以下の通り
- 14:10
- 15時台
- 16時台
- 18時台
- 20時台
最初以外曖昧なのは、窓口でお姉さんに聞いても詳しく教えてくれなかったからです。
ただ、少なくともルブスキよりは遥かに本数があるので、早く帰れるのは間違いないです。
バス料金は
一人:4マルク(約260円)
でした。
クラビカの滝は本当に勢いがあって、とても良かったので行きにくいからと諦めず頑張って行ってみてください。