今回ベネズエラのメリダからコロンビアのククタへバスを使って行く方法をご紹介したいと思います。
本来ならこちらの方法は少し危険だという情報を得ていたのですが、現地でお世話になったベネズエラ人がここの国境なら安全だというので通ることにしました。
その結果大変な目に遭いました(笑)タイミングもあると思いますが、注意点もふまえて色々書き記しますので、参考にして下さい。
Contents
メリダからサンアントニオ
まずはメリダの町からベネズエラの国境の街サンアントニオ(San Antonio del Tachira)に向かいます。
メリダのバスターミナルでサンアントニオ行きのバスは一社しかありません。
ちょっと見切れしまっているのですが、一番上の段にサンアントニオと書いてあります。
ちなみにバスの出発は朝の3時です。(笑)
バスチケットの購入時間帯
当日の朝6時からチケットの販売が始まります。
ですが、5時ぐらいからすでに客は並び始めていて、結構早く来ないと買えないと思います。
僕はカタトゥンボツアーのオーナーさんが当日の2時に行っても買えるよと言っていたのですが、2時に行ったら当然のように満員でした(笑)
結局僕は席に着けず、バスの段差のところに座って移動することになりました。
バスの料金
一人:1,600,000ボリバル(約280円)
ちなみに席があっても、僕みたいに飛び込みで席無しでも料金は変わりません。
おそらく運転手さんのお小遣いになるんだと思いますが・・・(笑)
サンアントニオまでは約6時間の移動になるので、頑張って席を取った方が良いと思います。
サンアントニオから国境へ
サンアントニオのバスターミナルはこちら
バスターミナルから国境へはバスを使って行くことも出来ますが、バスを使っても最後歩かないといけませんし、バスに乗る距離も大したことないので徒歩でも良いと思います。
ちなみにバスに乗るのであれば、バスターミナルの目の前から乗れます。
バスの料金は一人:10,000ボリバル(約2円)
最初に運転手さんに国境に行きたいと言っておけば、降ろしてくれるところで声をかけてくれると思います。
そして国境まで最後歩いていきます。
イミグレの場所は国境へ!?
僕が調べていた前情報だとイミグレの場所は国境では別の建物で審査を受けてスタンプを貰うという流れだったと思ったのですが、僕が行った時には国境に審査をする施設がありました。
その為、わざわざそこへ行く必要は無くなったわけですが、この時は違う問題が発生していました。
国境閉鎖?
国境へ行ってみるとそこには大量の人が・・・
ざっと見ただけでも2~300人は居たんじゃないでしょうか。
そして長蛇の列・・・
近くの人に話を聞くと国境のシステムが停電のため止まってしまって稼働していないとのこと。僕が到着した前日も一切動かず、皆列を作ったまま野宿したそうです。
そしてこの日も動く気配はなく、おそらく2日後までは動かないかもしれないとのこと。
腐敗警察に注意
システム停止によってスタンプを押せずに入国できない人達が大量にいる中で、とりあえず並ぶことにしたのですが、この時すでに僕の中でベネズエラの混乱ぶりにほとほと疲れてしまっていて、なんとか早く抜けたい気持ちでいっぱいでした。
そこへお金を払えばコロンビアに入国してくれるという人が何人かいました。
しかもちゃんとスタンプも押してくれるという・・・それに飛びついてしまったのです。
そしてそのせいで警察に派出所まで連れていかれ、最終的に強盗に遭うはめになってしまったのです。
これに関してはまた状況を詳しく書いた記事を出したいと思います。
とりあえず警察が本当に腐っていて、賄賂の請求をしてきて、賄賂を渡さなければ、不法入国斡旋グループに身柄を引き渡して金や荷物を強奪するということをしてきます。
本当は抵抗したかったのですが、相手は本物の権力を持った警察官・・・こちらも下手に抵抗すると本当に拘束されてしまう可能性もあるため従うしかありませんでした。
サンアントニオの国境が開いてない場合はこちらの国境でも良い
サンアントニオの国境の近くにもう一つ小さな街があってそこからでもコロンビア側に
入国ができるそうです。
街の名前は「Urena」(ウレーニャ)です。
ここまではサンアントニオからバスで20分ぐらいで行けるらしく、こちらの方でも国境を超えられるので、そちらに行けていたらスタンプを押してもらえていたと思います。
国境からククタのバスターミナルへ
僕は最終的に荷物を強奪されながらも、何とかコロンビア側で解放されました。
ですが、出国スタンプを押していないので、最悪そこでまた取り調べなどを受ける可能性があると考えていたのですが、そうなったら正直に話そうと思っていました。
ですが、実際にはコロンビア側では入国審査員に出国スタンプが無いと言われたのですが、上の人に確認を取ってもらったらあっさり入国OKとなり入国スタンプを押してもらえました。
もしかしたら結構こういう人達がいるのかもしれません。
まずは両替
コロンビアペソが無い上、国境にはATMが無いので、両替所を探して、そこでコロンビアペソを手に入れました。
両替所は確かこの辺りにあったと思います。(強盗をされたショックで記憶が曖昧です)
ククタのバスターミナルまではバスで向かう
コロンビアペソを無事に手に入れて、次はククタのバスターミナルへ向かうバスを探しました。
これも記憶が曖昧ですが、お金を両替した場所の大きな通りをベネズエラ側に向かって少し歩いた所にバスが沢山集まっていました。
バスターミナルまではバスで30分ほどで到着しました。
ちなみに国境でどこまで行くのか聞いてきたおじさんが居ました。メデジンに行くつもりだったので、そう答えるとメデジンまでのバスチケットを売ってやるというので、値段を聞いたら105ペソだと答えました。
コロンビアペソのレートがどんなものなのかまだ分かっていなかったのですが、何となくそんなに安いはずは無いと思って、105,000ペソ(約4200円)の間違いじゃないのかと何回か聞いたのですが、105ペソ(約4円)でいけると言いはります。
メデジンまではかなり距離があるのに、ベネズエラより安いわけがないと思って最終的に断りました。
入国直後だとまだレート感覚が分からずに、そんなものかと思ってしまうかもしれませんが、安い値段で釣って、後から請求されるということはありえない訳ではありませんので十分注意してください。