マラカイボ湖と言えば雷を見るツアーがとても有名です。そんなマラカイボ湖のツアーに参加するにはメリダという街が拠点になります。
今回はそのメリダという街でツアー会社を探し、実際に参加してきたのでご紹介したいと思います。
マラカイボ湖の雷はギネス記録
マラカイボ湖の雷はギネス記録を持っています。それは何かというと「1時間に3600本の稲妻が走る」という事です。
1時間に3600本ということは1分間に60本、つまり1秒に1回は稲妻が走っているということです。
またマラカイボ湖の雷として有名なのですが、実はマラカイボ湖のどこにでも起きるわけではありません。
起きやすい場所は限られていて、カタトゥンボ川の河口付近が一番発生しやすいそうです。なので、現地ではカタトゥンボツアーといった方が伝わります。
雷雲がそんなに発生しやすいのはアンデス山脈からな吹いてくる風の影響とマラカイボ湖の湿った空気が蒸発しているからだという風にガイドさんから教えてもらいました。
またここの雷の特徴として「音が無い」というのが挙げられます。これに関してはまだ原因がわかっていないそうです。
メリダのオススメツアー会社
メリダにはツアー会社が沢山あります。ただベネズエラの情勢悪化のために無くなった会社もあるようですが、僕らが行った時でも4.5社ぐらいはあったと思います。
その中でも一番オススメなのは「GRAVITY TOURS」です。
この会社はこちらにあります。
ちなみにこの会社がある「calle 24」という通りに、ほとんどのツアー会社がありましたので、もし他を探してみたい方はこの通りを中心に探されると良いと思います。
ツアー料金
僕がこのツアーにした一つの理由は料金の安さです。他の会社と比較しても一番安かったです。(同額の金額の会社はもう一つありました。)
カタトゥンボツアーは1泊2日と2泊3日があります。
1泊2日:一人40ドル(内容の変更可能)
2泊3日:一人60ドル(内容の変更可能)
※追加燃料費:一人15ドル
ちなみに最小催行人数は3人でした。僕らは丁度3人だったので行けました。
ツアーの概要説明
先ほどの料金に書いた内容の変更可能と追加燃料費に関しては、少し補足をさせて頂きます。
まず雷を見に行くカタトゥンボツアーでは雷を見れる場所が2ヶ所あります。
一つはピンの指している「Concha」 という場所、そしてもう一つが赤丸で囲んでいるカタトゥンボの河口付近です。
メリダから行ってConchaから船に乗るのですが、どちらに行くかによって追加燃料費がかかるかかからないかが決まります。
Conchaで泊まるのであれば先ほどの値段で行けますし、カタトゥンボの河口まで行くのであれば15ドルが追加でかかってきます。曲者なのが燃料費はボート一台ではなく、一人15ドルずつ追加ということですね(笑)
通常であれば、1泊2日の場合はConchaで泊まって、2泊する場合は1泊目をカタトゥンボでするということが多いようです。そのあたりの内容を変更することが可能で、1泊であってもカタトゥンボで泊まることは可能ですし、2泊でもカタトゥンボに行かない選択もできます。
雷はカタトゥンボ側で発生することの方が多いらしいのですが、日によってはConchaの方が近く見えたりして、その時によって変わると言っていました。
ツアーは初日にConchaまで行く途中にサトウキビのキビ糖作りの工場とコーヒー博物館兼大学に見学に行きます。
その後昼食を食べて、Conchaまで行き、夜を待つというだけです。日中は暇なので泳いだりして時間を潰します(笑)
雷は深夜帯が活発らしく、雷が出ていれば深夜にガイドさんが起こしてくれますので、仮眠を取っても大丈夫です。
2泊する場合は次の日の午前中に移動をするという形になります(宿泊場所を変える場合)。そしてその途中、僕らは湖の真ん中で泳いだり、身体を洗ったりしました。(もちろん宿泊場所でも洗えます。)
宿泊場所に着いたら、昼食を食べて夜まで再び暇つぶしです。
夜には釣りもさせてもらえます。
僕らも結局2泊3日にして、1泊目をカタトゥンボでしました。
どちらの場所であっても泊まるのは湖の上に立てられた建物で、ハンモックを使って寝ることになります。※かなり蚊がいるので対策は十分にしてきてください。
オーナーさんがとても親切
この会社を選んだ最大の理由はオーナーさんのグスターボ(Gustavo)でした。
最初に話を聞きに行った段階の説明が、その他のどの会社よりも具体的で親切に教えてくれました。
そしてツアー料金がここの会社だけ明記されていたのも、何と無くグスターボの誠実さを物語っていたと思います。そのため、この会社は他の会社とかを見た最後にフラッと入った所だったのですが、即決で申し込みました(笑)
どれだけこちらが色んなことを聞いても少しも嫌な顔をせずに答えてくれるし、ツアーと関係のない話でも調べてくれたりと、本当に親切にしてくれました。
特にツアーが終わった後に、次に行かなければいけないバスの事を調べてくれて、夜中の2時にホステルまで迎えに来てくれて、バスターミナルまで送ってくれたのには驚きました。(ベネズエラでは夜中にバスが出る事も多い上、市内からバスターミナルまではタクシー必須)
ツアーと一切関係なくて、別にそこまでしなくても良い事なのに、積極的に「じゃあ俺が車で迎えに行って送ってあげるよ」と言ってくれたのです。
また実際に僕らを案内してくれたガイドさんもユーモア溢れる完璧なガイドさんでした。
ベネズエラで唯一一切の不満なく、気持ちよく利用できた会社だったので、興味があれば尋ねていってもらえればと思います。