プエルトオルダスから旅人の楽園と言われるメリダまでバスを使って行きました。
ただ、僕らの時は時期が悪かったのか、単純にベネズエラが混乱の中にある時だったからなのか、全然スムーズに進む事が出来ませんでした。
その時の反省点も含めて、どのように行動したのか、そしてどうするべきだったのかという事をご紹介していきたいと思います。ただどうしようもないところもあったのですが・・・
あとベネズエラでのオススメの行動の方法をこちらに書いてあるので多少なりとも参考になれば幸いです。
Contents
プエルトオルダスのバスターミナルまでの行き方
まず僕らはプエルトオルダスのバスターミナルまでチケットを買いに行きました。この時にセントロからローカルバスを使って移動したので、まずその方法をご紹介いたします。
まずセントロのこの場所からローカルバスに乗りました。
乗るバスは「Alta Vista」行きのバスです。バスのところに行き先が張ってあるので、それを見ればわかると思います。料金は僕らの換金したレートで
1人:10,000ボリバル(約2円)
です。激安ですね。
Alta Vistaに到着したら、すぐ近くにある「Centro Zulia」というバス停からバスターミナルまで向かいます。
バスターミナルの場所はこちら
ちなみに2回目に乗ったバスですが、お金を取られませんでした。誰も払っていない様子でしたし、誰にも徴収されませんでした。
この路線のバスは行きも帰りもお金を払わなかったので普通に無料なのかもしれません。
バレンシアかマラカイ行きを探す
僕らがバスターミナルに到着したのは朝の6時半ぐらいです。
バスターミナルの会社が開くのは8時かららしいのですが、この時にはすでに溢れんばかりの人達が列をなして並んでいました。
メリダまでは直通がないので、バレンシアかマラカイという街で乗り換えが必要です。どちらかに行くバスチケットを購入しないといけません。
そして僕らは前日にバレンシア行きのバスを売ると言っていた会社のところで待っていました。本当はそこのスタッフに15時半ぐらいに来てもチケットはあると思うよと言われていたのですが、万が一を考えて朝に買いに行くことにしたのです。
6時半に来たのに、それ以降僕らの後ろに並んだのは4.5人だけで、それ以外は全員もっと早くに来ていました。5時ぐらいから並んでいるそうです。
しかしその会社は8時になっても開かず、9時になっても開きませんでした。
ドンドン並んでいる人達が諦めて帰って行き、誰も買えてないのに列の前に進んでいくというこれまで体験した事のないような状況に(笑)
僕らは結局その会社を諦めたのですが、他の会社はすでに満員状態。
もしかしたら午前中は開かずに、スタッフに言われたように15時ぐらいに来たら買えるのかもしれないと思い、僕らは一度ホステルに帰ることにしました。
そして今度は荷物も全て持って14時ぐらいにターミナルに来ると会社が開いていましたが、バレンシアに行きたいと言うとバスは無いと断られてしまいました。
前日にはあると言っていて、値段も3,200,000ボリバルと言っていたのに意味が分かりません。
でも無いと言われたので、必死に探すもどこの会社も今日はもう無い。明日来いと言うばかりで見つかりません。
そんな時にバレンシア行きのバスがあるという男性を見つけました。
バスには乗れたものの・・・
意気揚々とその男性に付いて行くと今から出発するバスだから乗るならすぐに決めてくれとのこと。
しかも当然席は無し。なのに料金は正規料金なのです。しかも最初に見つけたバスよりも高くて
1人:3,500,000ボリバル(約620円)※僕らの替えたレート1ドル680,000ボリバルで計算
必死に交渉するも相手も他にバスが無いのをわかっているので、絶対に応じてくれません。それでも友人が必死に交渉して、何とか元々準備していた3,200,000ボリバルで乗せてくれることになりました。
でも席は無くて、床なんですけどね(笑)
ということでバスには乗れたものの、硬い床に座って移動し、止まる度に起こされて道を開けなければいけないという地獄のバス移動が始まったのでした。
しかもバレンシア行きと聞いたのに、結局降ろされたのはマラカイでした。僕らだけ降ろされたというか元々バレンシアには行かず、マラカイで終点だったようで、僕らは全然納得できずに降りました。
僕らがバレンシアに行きたかったのはそちらの方が大きくバスの本数があると思ったからです。でも結局行けず。
ベネズエラ恐るべしです(笑)
マラカイでメリダ行きを探す
うだうだ言ってても仕方ないので、マラカイでメリダ行きを探します。
するとメリダ行きのバスがあるというので、そこの会社に並ぶことにしました。この時朝の5時頃でしたが、すでにメリダ行きのバスを販売する会社の前には長蛇の列。
本当に何なんだベネズエラは・・・
7時頃から販売が始まるので、僕らは荷物を置いて一人ずつ交代で列に並ぶことにしました。
結局7時から販売は始まったのですが、僕らの順番の前にチケットはソールドアウトと言われてしまいました。
そこで僕らは作戦を変え、直接メリダに行かずに近くの街まで移動して、そこからメリダに行くことにしました。
ですが、その時には他の人も同じ考えだったのでしょう。メリダに近い「El Vigia」行きのバスもその後すぐに売り切れてしまいました。
床に座って移動し、疲れて眠い中、長蛇の列に3時間近く並んだのに、チケットは買えない。今日はここに泊まらないといけないのかと思ったのですが、友人がさらに違う街からでも行けるという情報を思い出し、すぐにその街行きのバスを探しました。
街の名前は「Barinas」です。
するとそこに行くバスは空席があり、僕らは何とか購入することができました。
料金は
一人:1,000,000ボリバル(約180円)※
今度はちゃんと席もあります。
バリナスからバスに乗る
バリナスには午前2時ぐらいに到着しました。
そしてバリナスからメリダに行くバスを探したところ、同じバスターミナルから朝の4時に出発するバスがあるということでした。
朝の4時出発とか意味がわからないのですが、実際にそのバスは存在しました(笑)
もう本当にベネズエラは訳がわからないです。これまでの常識は一切通用しません。この国だけ独自の文化が形成されています。
そしてベネズエラ人の誰もが何か問題があると「これがベネズエラよ」と言ってきます(笑)この国ぶっ飛びすぎです!
でもメリダ行きは人気で4時発のバスは満員で乗れませんでした。次のバスはいつ来るのか聞いたら30分後とのこと(笑)
こんな早朝からよくそんな頻度でバス出てるなと思いましたが、実際にそのバスは30分後に来ました(笑)
このバスには無事に乗ることができました。料金は
一人:1,000,000ボリバル(約180円)
マラカイからバリナスまでのバスと同じ料金(笑)倍近い距離の差があるのに・・・でも「これがベネズエラなんです」ね(笑)
もう何があっても驚きません。
そして12時ぐらいにようやくメリダに到着しました。
メリダのバスターミナルからホステルへ
メリダのバスターミナルはここにあります。
セントロから少し離れているので、ホステルのある場所まではタクシーかバスで移動することになります。
僕らは3人だったので、タクシーで行くことにしました。
ちなみにタクシーは料金が決まっているようで、ホステルの名前を伝えるとリストから名前を探し出して、いくらと言われました。
僕らは旅人に有名な「Posada Alemania」に宿泊することにしました。
※宿の場所がGoogle mapには出てこないのすが、maps meにはちゃんと載ってますので、そちらで調べてみてください。
ここはオーナーさんはがめついけど、優しい人でもあったので良かったと思います(カードも貸してくれました)が、値段が1ヶ月前に来た旅人と比べて2,5倍に上がっていて、滞在中にさらに値上がりしました。
具体的に言うと1ヶ月前にそこに泊まった人の話では個室が一泊1,500,000ボリバルだったのに、僕らが行った時は5,000,000ボリバルで、さらに2泊3日のカタトゥンボツアーが終わって帰ってきたら、8,000,000ボリバルまで値上がりしてました。
そこのホステルだけでなく、メリダの町中の物価が上がっていたので、何かあったのだと思いますが、理由は不明。
改めてベネズエラは恐ろしい国です。