サンタエレナからプエルトオルダスまでバスでの行き方についてご紹介したいと思います。
この区間は非常に危険だと聞いていて、日本のツアー会社にもこの道だけはバスを使わない方が良いと言われていました。
その理由などに関しても含めてご紹介したいと思います。
ベネズエラに関して重要な情報を記事にしていますので、必ず一度は目を通して頂けたらと思います。
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サンタエレナからプエルトオルダスの何が危険か
サンタエレナからプエルトオルダスの道は日本の会社にも、ロライマツアーでお世話になったスージーにも危険だと言われました。
その理由は、強盗にあう危険性と軍や警察の検問に引っかかる可能性が高いからです。
ベネズエラの情勢は今底辺を極めていて、恐ろしいほどのインフレになっており、生活困窮者が増えており、国外逃亡する人が大量にいます。そんな状況にあれば、強盗をするという手段に出る人もいるでしょう。
僕の知り合いで強盗にあったという人はいませんでしたが、リスクは高いようです。
そして一番可能性が高いのは、軍や警察の検問に引っかかるということ。
これの何が良くないのかというと、軍や警察の汚職が酷く、旅行者を捕まえては荷物検査をして、ドルを持っていたら没収するというのが横行しているからです。
過去には男性がパンツ一丁にされるほど身体検査をされてドルを探されたということもあるほど、流石にいまはそこまでではないようですが、検問は沢山あります。
実際にこれに関しては友人が何人も被害にあっており、ドル欲しさに必死だそうです。
友人はこの区間をバスではなく、ツアー会社の車で通ったようですが8回ほど検問に引っかかって、その度にドルは持っていないか荷物を引っ掻き回されたと言っていました。
相手が正式な軍や警察なだけに、下手に抵抗すると逮捕される可能性があるため、スリとかよりも遥かに悪質です。
十分気をつけてください。
それでも僕らがバスに乗ることに決めたのは、やはり値段の安さからです。また僕らの直前に何人か日本人が同じ道をバスで通っているのですが、軍や警察の検問がなかったという話があり、あっても大した取り調べじゃなかったという話があったので、大丈夫じゃないかと判断したわけです。
※ベネズエラの状況は刻一刻と変わります。この記事を鵜呑みにせず、その時の状況を考えて是非行動してください。実際に直前に行った人と比べても状況が違うことはベネズエラ国内において頻発していました。あくまで参考程度にしてください。
サンタエレナのバスターミナル
サンタエレナのバスターミナルはこちらにあります。
少し街から離れていますので、大きな荷物を持っては大変かもしれません。
僕らはここまでタクシーで向かいました。
タクシーの料金は1台500,000ボリバルでした。
バス会社
プエルトオルダスに向かう会社は色々とありましたが、僕らは一番大きくて、一番高かったバスに乗ることにしました。
と言ってもベネズエラは産油国なので、バス代金が非常に安く、一番安いのと高いので差が30円ぐらいでしたけど(笑)
僕らが使った会社はこちら
会社名がよく分かりませんが、バス乗り場に出る出口のすぐ横にあった事務所です。
結果的にこのバスは大正解でした。
二階建てのバスで設備もしっかりしていて、他のバスとは段違いに良かったです。
30円の差でこれなら安すぎるぐらいです!
荷物もちゃんとタグをつけてくれます。
革製のタグは初めてでした。
バス料金
バス料金は僕らの時で
一人:2,300,000ボリバル(約410円)
でした。
ブラジルのバス代との格差が半端じゃない(笑)
バスチケットを購入するタイミング
バスチケットに関してですが、ベネズエラでは前日購入ということはできません。欲しければその日に買いに行かなければいけないのですが、買いに行くのは朝早くに行った方が良いでしょう。
朝早くに買いに行って、僕らは無事に買えたのですが、実際に乗り込む時には人が事務所に溢れていて、買えない人たちもいたと思います。
なので、必ず朝一に買いに行くべきだと思います。
ターミナルは7時から空いているそうです。僕らが到着したのは7時半でその時には人はまばらでしたね。
バスに乗っている最中
懸念していた強盗や検問ですが、結果的には一度警察が乗り込んできましたが、パスポート確認だけで、荷物を調べられるということはありませんでした。
それ以外は至って普通で、何も問題なくプエルトオルダスまで到着しました。
プエルトオルダスのバスターミナル
プエルトオルダスのターミナルはこちらです。
ホステルが非常に少ないので、気をつけてください。
最初にある程度ホステルの情報を得ておいた方が良いです。
僕らもサンタ・エレナで宿情報を得ていたのですが、結局満室でタクシーの運転手オススメの宿に泊まりました。
市内までの行き方
市内まではタクシーで行くことになります。
バスでも行くことはできますが、車を持っていない人が多いのか市バスはめちゃくちゃこみます。
大きな荷物を持って乗るのはかなり厳しいと思います。
タクシーは1,000,000ボリバル以内ならオッケーしろと言われていたのですが、僕らが市内まで乗った料金は最安で700,000ボリバルでした。
でも大体最初は1,000,000ボリバルと言われます。