ロストワールドのロライマ山8泊9日ツアーの内容をご紹介【前編】☆ベネズエラ

一番気になっていた偉空間であるロライマ山。ここでドローンを飛ばす事をかなり期待していました。

まさかあんな展開になるとは予想もしていませんでした。

これからロライマツアーを1日ずつご紹介していきたいと思います。

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第1日目

まず初日は7時半に事務所に集合となりました。元々の集合は9時ぐらいと言われていたのですが、南米の時間の緩さは分かりきっていたので、早めに集合して暑くないうちから歩き始めたいと訴えて、その時間になりました。

30分ぐらいで準備して出発の予定だったのですが、結果的に出発したのは9時半でした(笑)

最初の9時に集合してたら一体何時になっていたのか怖すぎます(笑)

まずはサンタエレナからロライマトレッキングのスタート地点でもあるパライテプイ(Paraitepuy)という村まで車で行きます。

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車は安定のトヨタランドクルーザーでした。

約2時間弱ほどの道中ですが、最後の1時間はとんでもないガタガタ道をひたすら進みます。

あそこまでガタガタ道はこれまでに体験のした事のなかったです。車も横に40度ぐらい傾いているんじゃないかと思うぐらいの道で亀裂の入った道をひたすら進んでいきます。

下手なアトラクションより遥かにスリリングな体験でした。

そしてもう少しでパライテプイに到着するというところで、途中にあった小さな小屋で降ろされました。

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ドライバーがこれ以上は進めないと言い出して、そこで強制的に降ろされ、僕らは荷物を持って無駄に3kmほど滑りやすい山道を歩かされました。

本来ならこんな場所では降ろされないとガイドのカーラも言っていました。

そしていよいよロライマのトレッキングがスタートするエントランスで事件は起こりました。

2018年6月からドローン持ち込み禁止

何とエントランスでドローンが持ち込み禁止だと言われたのです。撮影しないというだけでなく、確実にドローンをそのエントランスに置いていかないといけないと言われました。

僕はロライマでドローンを飛ばす事だけを目的にきていたので、あまりのショックに帰ろうかとも思いましたが、帰りの車が来るのは8日後なので、帰る手段もありません。サンタエレナまでの公共交通機関などは皆無です。

ガイドのカーラは僕らに出発前の注意事項などは何も話してくれず、エントランスに来てから「ごめん。言うの忘れてた。」と言われました。

ロライマにドローンを持ち込むにはベネズエラ政府の許可が必要で、サンタエレナでも申請はできるが、申請には2週間ほどかかると言われました。

そんなにも待っている訳にもいかないし、このベネズエラで確実に2週間で許可がくるという保証もありません。

ドローンを置いていくのも不安でしかなかったのですが、ドローンを渡すシーンをこっそり動画で撮影しておき、泣く泣く置いていくことになりました。

この一件で僕のロライマに対するモチベーションはほぼほぼ無くなりました(笑)ただ友人達も居たので、ここは気持ちを切り替えて楽しむしかなかったです。

トレッキングスタート

気持ちを切り替えて、トレッキングがスタートです。

多少の勾配はありますが、ほとんど平らな道をひたすら進んでいくだけでけっこう軽快でした。

でも道は粘土質で沢山の人に踏み固められているからか滑りやすくなっていて、それが少し歩きづらかったです。

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これはロライマ山に続く道で本来ならロライマが見えているはずなのですが、天候が悪くて全然見えませんでした。

やはり雨季に行っているので、午前中は晴れが多いものの雨は毎日降りました。

この時も雨は降っていませんでしたが、しばらく歩いていると大雨が降って来て、靴やズボンなどはびしょ濡れになってしまいました。

そしてファーストキャンプに到着です。大体17〜18時ぐらいに到着したと思います。

そしてこの時からガイドのカーラがとんでもない人物だということに気付きました。

ファーストキャンプ地は小屋が二つほどあって、屋根もありました。

屋根の下は平らでテーブルや椅子などが置いてありました。僕らは夜はそこでテントを張って寝るのかと思い、カーラに

「ここでテントを張るの?」

と聞いたところ、

「屋根の下は使えないからダメなの」

と言われました。

そのため、僕らは屋根の外にわざわざテントを張ったのですが、いざ寝るとなった時にカーラが自分のテントをいそいそと屋根の下に張り出しました。

「え!?何でカーラは屋根の下にテント張ってんの?」

と聞くと

「ん?だったら自分達も張ればいいじゃない」

とさっきとは全く逆の事を言い出しました。ここからカーラの自分最優先主義は始まっていたのです。

結局女性陣は屋根の下にテントを張ることにして、僕とオーストラリア人のディーンは別に屋根の外でも良いということで、そのまま寝ることになりました。

夜中は大雨で中まで浸透しないものの、地面はビチャビチャでした(笑)

第2日目

2日目の朝起きるとカーラとポーターさんがコーヒーを飲んでいました。

そこで僕も紅茶を飲もうと思って

「お湯ある?」

と聞いたところ、

「今朝食の準備中だからお湯は無い。朝食終わるまで待って」

と言われました。自分達は飲むお湯を使って、僕らにはなかったようです(笑)まぁそれでも南米の自分達優先主義はある程度慣れてきていたので、そこらへんはもう許容範囲でした(笑)

オッケーと言って、普通に朝食を食べて終わりました。

川渡り

2日目には川渡りを二回しないといけないと言われていました。その時の注意点は靴下を履いて、渡る事。靴や裸足だと滑るので、靴下を履いた方が滑らないという事でした。

言われたようにして、川を渡ります。

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他のグループの人も同じタイミングで渡ったので、写真撮影しておきました。こちらは2つ目の川渡りで、2つ目の方が川の流れも早く、距離も長いです。

途中でポーターさんが時々助けてくれながら渡りましたが、それなりに流れも早くて結構大変でした。

2度の川渡りを終えてからは、またひたすら歩きます。この日も曇ってはいたものの、ロライマの隣にあるテーブルマウンテン「クケナン」が姿を見せてくれました。

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最初は平坦なのですが、2日目のキャンプ地はロライマの麓にあるので、ロライマに近づくにつれて徐々に登りがきつくなってきます。

オーストラリア人のディーンはトレッキングが好きでこれまでにも沢山のトレッキングを体験してきているので体力が半端じゃ無い。カーラが彼は早すぎると言って一緒に歩くのも大変なレベルでした(笑)

キャンプ地まであと1時間ほどといったところで、来た道を振り返るとそこには綺麗なグランサバナがありました。

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徐々に天候が回復してきて、キャンプ地に到着したときには結構晴れ間が見えていました。

そして遂にロライマが姿を現しました!

ずっと曇りで見えてなかったのですが、この時はハッキリとテーブルマウンテンの姿を眺める事が出来たのです。

ちょっと感動ですね☆

この日は結構早めにキャンプ地に着いて、14時ぐらいには居たと思います。

そこからはひたすらフリー時間なので、写真撮影をしたり、景色を眺めたり、昼寝したり、洗濯したり、川に身体を洗いに行ったりとしていました。

そして19時ぐらいからは雨が降り出し、そのままずっと朝まで雨でした。

第3日目

テントから起きると外は雨。小雨ながらも無視できないレベルの雨だったので、この日は最初からポンチョを使って登りはじめました。

この日の登りがレベル3だとガイドのカーラから聞いていたので、どれほど辛いのか少しドキドキでした。

最初にカーラが進み、次にディーン、うちこさん、僕、みほさんといった順番だったのですが、すぐにこの順番はマズイなと思いました。

というのも歩きはじめて30分ぐらい歩いたところが、崖のようになっていて、そこを必死に登っていかなければいけないのですが、カーラが全く後ろを見ていなかったのです。

オーストラリア人のディーンはトレッキングが大好きで体力ありまくりなので、ドンドン進んでいきます。

次のうちこさんは必死についていきますが、僕とみほさんは崖のところで完全に離されてしまいました。少し平坦になったところで必死に追いついたのですが、カーラはこちらが離されていたことにも気付かず、ひたすら前を見て進んで行くのみです。最初の1時間の間にカーラを後ろを見たのは、たったの1度だけです。それ以外はひたすら前を見て進んでいました。

ツアーで一番大事なのは安全に帰ることだと僕は思っているし、安全に気をつけるのがガイドの役目だと思っています。何故なら僕らにはロライマを登った経験が一度も無いから。どこが危なくて、どこが問題ないのかなど一切わかりません。これで何かあってからでは遅いと思い、歩きはじめて1時間ぐらいの場所で休憩をした時に彼女に質問をしました。

「ここから先は更に危険で難しい道になるの?」

すると彼女は間髪入れずに

「そうだね」

と答えました。そこで僕は列の順番を変えて、カーラにみほさんのフォローをするようにと頼みました。みほさんは膝に爆弾抱えているので少し心配でした。

そして結局順番は、カーラ、みほさん、うちこさん、ディーン、僕で進んで行く事に。

この日は登っている間ずっと雨が降っていたので、カメラは取り出せず・・・

後半にはテーブルマウンテンから落ちてくる滝の下をビシャビシャに濡れながら通り抜けなければいけなかったり、確かに危なかったけどアドベンチャー感のある楽しいトレッキングではありました。

おそらくこの滝の下を通りました。

そして最後の登りを必死に皆で登ります。その頃には晴れ間も出てきました。

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皆無事に登り切って、いよいよ本日宿泊する天然のホテルと言われる場所へ移動です。

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こうした大きな岩山に穴が開いていて、丁度屋根みたいになってくれる場所があるので、そこの下にテントを張って寝ます。

そしてここでもカーラは最初に自分達のコーヒーを作り、自分だけ一番眺めが良くて、広々としたところに一人分のテントを張っていました(笑)

僕らは2つ張るには少し狭めな場所に工夫しながらテントを張りました。というかそこに脹れと言われます。

このホテルと呼ばれる場所からの景色はとても綺麗でした。

雲の中に隣のクケナンが浮き上がって見えて、かなり神秘的な感じです!

遂に来たんだなーと少し実感します。

第4日目

この日は早朝から眺めの良い場所に連れていってくれるということで、朝の5時半に起床して、カメラなどの簡単な荷物だけを持って出かけました。基本的に第4日目は泊まる場所が変わらないので大きな荷物を持たなくても良いという嬉しい日なのです。

ビューポイント「ウインドウ」

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もうすでに太陽は昇りはじめていたので、朝焼けがとても綺麗でした。

大地はこれまで見たことのないような形で本当にロストワールドの世界だなと思います。

そして到着したのはウインドウと呼ばれる断崖絶壁の場所。隣のクケナンと大地を見ることができる場所です。

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滑りやすいのでかなり注意が必要ですが、崖に座って記念撮影もできます。

ロライマ

ガスってますが、クケナンやその奥のテーブルマウンテン、大地などなど色んなものが見えるし、本当に壮大な世界が広がっています。

いつまでもここでボーッとしていられますね☆

ビューポイント「バルコニー」

更にここから少し行ったところにバルコニーと呼ばれるビューポイントがあります。

ここからはロライマの先端の方を見ることができます。

あそこの先端に近い場所まで明日から行くんだと思うとワクワクしてました。

ちなみに先端の部分はブラジル側なので、入るのに許可が必要になります。もちろんツアー出発前に手続きは済ませてあるので大丈夫ですが、同じロライマに行くのに国を跨ぐというのも不思議ですね。

ちなみにロライマはブラジルとガイアナとベネズエラの三国にまたがっている山です。

「ジャグジー」

ここのバルコニーでの撮影などが終わったら、次は有名なジャグジーに向かいます。

ジャグジーと言っても泡が湧き出ているわけではなく、単純にお風呂のように入れる場所があるということです。

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ジャグジーに行くとは言われてなかったので着替えなどは一切持っておらず、この時は結局僕は入りませんでしたが、他の2人は入っていました。

めちゃくちゃ寒かったと思います(笑)

少し長くなってしまったので、5日目から9日目は別の記事に分けたいと思います。

後半はこちらから

前回に引き続きロライマツアーの後半部分に関して、内容をご紹介して行こうと思います。 後半はいよいよロライマの先の方へと足を進めていきま...
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