パタゴニアの氷河といえばペリト・モレノ氷河だと思いますが、このペリト・モレノが本当に最高の場所だったので、オススメのツアー会社と一緒にご紹介したいと思います。
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ペリト・モレノの氷河トレッキングツアーは2つ
ペリト・モレノ氷河に関係するツアーは沢山あって、僕も把握しきれていないのですが、僕達が簡単に行きやすいトレッキングツアーは大きく分けて2つあります。
- ミニトレッキング
- ビッグアイス
この二つの違いは氷河の上をトレッキングする時間にあります。
ミニトレッキングの方は1時間から1時間半ぐらい、ビッグアイスの方は3時間ほどトレッキングをすることができます。
ただ、二つともツアー時間は同じで、トレッキングの時間が違う代わりに、展望台での時間も違うということのようです。
つまりミニトレッキングは展望台での時間が長く、ビッグアイスの方では展望台での時間が短くなります。
氷河の崩落などの瞬間を見たいというのであれば、展望台での時間が長いほうがチャンスが多いでしょうね。
オススメの会社
オススメの会社というかおそらくどこで申し込みをしても、トレッキングをするのなら同じ会社に辿り着くのかもしれませんが、僕は「Hielo &Aventura」という会社で申し込みをしました。
会社のオフィスはこちら
ここのオフィスで申し込みをするとクレジットカードで支払いをすることができます。その他のオフィスだとクレジットカード払いが出来ないと言われたと友人が言っていました。
またその他にも、カラファテの街中にミニトレッキングを出している会社はあるのですが、結局この会社で行くことになるので、手数料などを取られて逆に高くなるかもしれませんので、最初からこの会社に行ったほうが良いように思います。
チケットの料金
チケットの料金ですが、
ミニトレッキング:3300ペソ(約18150円)
でした。
これにはペリト・モレノまでのバス代と氷河への船代、その他ガイド代などを全て含めた金額となっています。
クレジットカードで払っても特に手数料が取られるということはありませんでした。
さらにレシートはこんな感じの物に入れてくれます。
実際にはこの中にレシートとツアーのチケットが同封されていて、当日それを持っていく必要があります。
あとはこれの他に国立公園の入場料が必要になります。
入場料:500ペソ
これに関してはカード払いができないので、現金が必要です。
またこの支払いは当日に国立公園の入り口で行われるので、当日に忘れないように持って行きましょう。
バスの出発時間と申し込み時の注意点
バスの出発時間は無数にあり、時期によっても時間帯が変わるようです。
- 8:30〜18:30
- 9:30〜19:30
- 10:30〜20:30
僕が行った時はこの3つでした。
この中でオススメの時間帯は圧倒的に8時半です!この時間帯で行くのが一番氷河を綺麗に見れると思います。
ちなみに僕は10時半でした。ですが、申し込みを行った時に他の時間帯があるということを教えてもらえず、
「じゃあ10時半に来てください」
と言われたので、それが普通なのだと思ってオッケーしてしまいました。
ですが、その後で行った友人は8時半からになっていて、また別の友人は9時半と、その振り分け方は良くわかりませんでした。
なので、最初に早い時間の席が余っているか聞いた方がいいと思います。そしてできるだけ早い時間に行ってください。
何故かというと実際に氷河の上に乗ってトレッキングをするのはツアー全体の最後なので、日が傾くほど綺麗に見えにくくなり、氷の洞窟も暗くなってしまうからです。
持って行くもの
この氷河トレッキングで持って行くべきものですが
- 防寒着
- 手袋
- お昼ご飯
- 入場料
- チケット
が最低限必要になります。
これだけ高いツアーなのにお昼ご飯が出ないのが不満なところですが、自分で用意していかないといけません。
またやはり氷河なので、めちゃくちゃ寒いです。単純に気温が低いだけでなく、風も強いので余計に体感温度はさらに低く感じます。
僕は持っている防寒着を全て動員しても寒かったです(笑)特に展望台ではじっとしていることが多いので必需品ですね。少し大袈裟に持って行くぐらいでいいと思います。
また手袋はミニトレッキングの時に必要になります。
普通に寒いので必要なのですが、特にミニトレッキングの時には氷河で手を怪我しないためにも必ず着用をするように注意されます。
最悪持っていなければ、氷河トレッキングの前に無料で軍手を貸してもらえるので、それを使っても構いません。
バスに乗り込む
まず指定された時間に会社に行くか、もしくはホステルまで迎えに来てくれます。
そこからバスに乗り込んで国立公園に向かいます。
途中でトイレ休憩を挟みながら、公園の入り口まで来るとスタッフが入場料の回収にきます。
バスから降りる必要はなく、そのままそのスタッフにお金を渡して、スタッフが支払いをすませたら、そのまま奥へと進んで行きます。
遠くから氷河を観る
まず最初に、氷河からはまだ遠いのですが、一つの展望台に向かいます。
そこで、最初のご対面となります。
周りの山と海と氷河がとても綺麗なのですが、やはり遠い感は否めなく、まだまだよく分かりません(笑)
10分ほど滞在して、さらに近くの展望台に向かいます。
近くから氷河を観る
展望台へ着くとまずは全員で展望台の入り口へ向かいます。
そこで展望台の説明とペリト・モレノの簡単な説明をしてくれます。
それが終わると集合の時間だけ告げられて、自由行動となります。
大体展望台での時間は2時間半ぐらいあったと思います。その間に、持って来たお昼ご飯を食べます。
一番氷河に近いところに行くと目の前には先ほど遠くから見た氷河が佇んでいました。
氷河が思ったよりも青かったので綺麗でした。
所々割れ目があって、時折氷河が崩れ、大きな水しぶきが舞うと周りから歓声が上がっていました。
残念ながらその瞬間をカメラに収めることはできませんでした。
このペリトモレノはとても活動的な氷河で毎日2m前進しているそうです。そのため崩落が起きるのです。
真冬になると寒くて氷が溶けにくいので、氷河の先頭が陸地と完全に繋がってしまうんだとか。
氷河の崩落は何も温暖化が全て原因ではないのです。テレビでは温暖化の時によく氷河の崩落が使われますが、これは氷河が硬くなっていく中で押し出された柔らかい雪質の物が落ちているだけなので、温暖化していなくても起きる現象だったのです。
上から氷河を観る
展望台での時間が終わると、またバスに乗っていよいよ氷河に上陸です。
船に乗り換え、氷河の近くのログハウスみたいなところに行き、トレッキングの説明と軍手が配られます。
そして、氷河の手前でアイゼンを付けてもらい、いざトレッキング開始です。
氷河の上を歩くときの注意点や上り坂、下り坂の行き方を教えてもらいます。
途中で見どころスポットなどに寄って、代わる代わる写真を撮ったりもできます。
ガイドさんに身体を支えられながら覗き込んだクレバスは、底が見えず、この穴がどこでどのようにつながっているのかはガイドさんも分からないと言っていました。
乾杯しながら氷河を観る
トレッキングの最後には氷河の氷でウイスキーを飲みながら氷河を観ることが出来ます。
僕はお酒が飲めないので、形だけ写真を撮って、そのとき仲良くなった韓国人にあげてしまいましたが、氷河の上で飲むお酒はまた格別だと言っていました(笑)
その他にも、チョコレートが出たりして、ワイワイ話しながら氷河の上のトレッキングは終了になります。
中から氷河を観る
氷河のトレッキングが終わってアイゼンを外した後に、僕らは氷河の中の洞窟に入ることができました。
これは毎年必ず氷の洞窟ができるわけではなく、その年によってできる時とできない時、また時期によってもできる時できない時があるそうです。
僕らの行った時にはちょうど氷の洞窟ができていたので入ることができました。
僕としては、これが本当によかったです!アラスカで最高のオーロラ爆発を観ることはできたのですが、氷の洞窟に入ることができなかったので、どこかで入りたいと考えていましたが、まさかここで入れるとは思ってもいませんでした。
その氷河の洞窟がこちら
まさに夢に見た光景でした。
洞窟の奥には氷河が溶けてできた川が流れていてとても幻想的です。
人口で掘っているわけではないので、氷河として固まった氷は特殊な紋様をしています。
また透明度が非常に高く、奥まで透き通るその氷は本当に素晴らしかったです!
この氷河の洞窟は大満足で、最後の最後まで残って写真を撮っていました(笑)
アイスランドやアラスカで入ったらもっと高い金額を取られてしまうので、ここで見れたのはかなりラッキーだったというしかないでしょう。