パタゴニアの観光スポットの一つ「トレス・デル・パイネ」(以下パイネ)はプエルト・ナタレスという街を北上したところにあります
パイネでは日帰りから最大10日間の様々なコースがあり、今回行ってきた日帰りコースを紹介をしたいと思います。
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一番重要なのは朝のバス!!!
重要な注意点とは朝のバスの時間帯です。これは前回の記事でも書いたのですが、このバスの時間帯を失敗すると大変なことになる可能性があります。
それについては順序を追って説明します。
まず朝のバスは大きく分けて2つか3つ出発時間があります。
- 7:00
- 7:15(友人からこの時間もあると聞いたが自分は見つけられませんでした)
- 7:30
そしてこの中で日帰りで行くのなら絶対に乗らないといけないのは7時出発のバスです!
この30分の違いが後に大きな違いを生み出してしまうからです。
受付が遅くなりすぎると・・・
バスでパイネの受付まで行くのですが、30分遅いバスに乗ってしまうと受付をするまでにかなりの時間がかかってしまいます。
その受付が遅くなってしまうとどうなるかというとシャトルバスが無くなってしまうのです。
受付からパイネの麓まで徒歩で2時間ぐらいの距離があるのですが、午前中の受付が遅かったために僕の友人達はシャトルバスに乗ることができず、麓まで2時間かけて歩かなければいけませんでした。(次のシャトルは午後まで無いと言われたそうです)
友人達はトレッキングが好きな人達だったのですが、この麓までの2時間トレッキングは景色も大したことなくて、本当に面白くなかったし、ただ疲れただけだと言っていました。
この友人達はWコースという2泊3日だったので、多少遅くなっても良かったのですが、日帰りコースのが人が同じような目にあったら、かなり大変になってしまいます。
日帰りコースは初心者には結構ハードな上、登頂するまで片道4時間ぐらいかかってしまうので、最初の2時間を加えると合計10時間のトレッキングになるということです。
そのため、7時出発のバスに必ず乗るようにしてください!
バスチケットの料金
バスチケットは一人:15000チリペソ(往復料金)
バスターミナルで購入するとどこも値段は一緒なのですが、時間だけ違います。そして僕が行った時に7時に出発するバスを出していたのはBus surだけです。カード払いは可能です。
実はこのバスのチケットはホステルなんかで購入すると安くなることが多いです。
友人達もホステルの方がチケットが安かったから購入したと言っていました。でも、その安いチケットは7時半出発のバスなんです。
ホステルでのチケット一人:12000チリペソ
安くなるといっても3000チリペソ(約540円)です。この際お金のことは気にせず、しっかりトレッキングを楽しんで帰ってこれるようにした方が良いでしょう。
着いたら受付
少し話が前後しましたが、当日の流れについて話して行きたいと思います。
まずパイネの受付までバスが送ってくれます。
そして受付の小屋の中に入ると紙があるので、それに必要事項を記入し、受付と入場料の支払いを行います。
入場料はどんなコースを行くかによって変わります。
僕の場合は日帰りコースだったので
一人:21000チリペソ
でした。ちなみに現金のみでカードは受け付けてくれませんので注意してください。
この受付が終わって、その後もう一度よく分からない列に並んで、パークマップを貰います。
その後、パイネのトレッキングで注意する内容のビデオを5分ほど見ます。
その後外に出て、シャトルバスに乗るのです。
シャトルバスに乗って麓まで
シャトルバスはさらにお金がかかります。
片道:3000チリペソ
ちなみに受付の小屋を出て目の前にシャトルバスが停まる場所があり、そこに立っているおばさんにバスに乗りたいと言って、お金を払う形式です。
パイネでは全てのお金が現金でなければいけません。
受付を麓に一緒に作ってしまえば最初のバスで一気に行けるのにと思うのですが、ダメなようです。
麓からトレッキング
麓に到着するとトレッキング開始です。
ですが、最初にどこに行けばいいのかよく分からなくなりますので、注意してください。
道幅が広く、看板もほとんど立っていないので、どこにパイネがあるのかも把握できません。
僕は結局maps meでパイネの見れる湖をチェックしていたので、そこへのルート検索で道を見ながら行きました。
そして、ひたすら山道をトレッキングして行きます。
雨が降ったり、晴れたりの繰り返しで安定しない天気だったので、パイネが見れるかどうかかなり心配でした。
途中からも雨に降られて、カッパを着たりしていました。
ただ、そんな中を一人黙々と歩き続けていました。
僕は何故かトレッキングの時には、歩みを止めないというように決めていて、基本的に疲れても、かなりゆっくりのペースでも歩き続けることにしています。
一度止まってしまうとまた歩き出すのに辛いから・・・
頂上が近くなって、周りも雪に覆われてきます。
そして最終的に2時間半ぐらいで登頂することができました。
トレス・デル・パイネ
ようやくたどり着いたパイネです。
ちょっと一番左の岩山だけはっきり見えていないのですが、心配していた天候は回復し、青空が結構見えていました。
周りを見渡しても雪山が非常に綺麗です。
あまりに疲れたので1時間ぐらいこの場所で休憩しながらパイネの写真を撮り続けました。
最終的に3つが綺麗に見えることはなかったです。
トレッキングは過酷すぎた
正直僕の感想としては、パイネは過酷すぎました。
その過酷さはトレッキングももちろんあるのですが、値段の高さや景観も含めての感想です。
トレッキングが結構しんどかったのですが、パイネには正直そこまで感動できませんでした。
これが何故なのか自分でも不思議なのですが、この度で一番がっかりした観光スポットだったかもしれません。
他の友人たちは皆良かったと言っていましたし、特にWコースに行った人たちは例外なく全員がすごい良かったと言っていました。
なので、パイネでオススメなのはWコースなのかもしれませんね。