アタカマといえば砂漠ですが、その砂漠には月の谷と言われる場所があります。
そこは不思議な岩石地帯でまるで月のような地形をしていることからそう呼ばれています。
今回はその月の谷ツアーに参加してきたので、内容をご紹介いたします。
月の谷へ行く方法
月の谷に行く方法は2通りあります。
- 自力で行く(レンタサイクル・レンタカー)
- ツアーに参加する
街の中でもレンタサイクルをやっているところは多いですし、以前に僕が紹介したアタカマ最高の宿でもレンタサイクルをやっています。
結構道のりは遠いのですが、レンタサイクルで月の谷に行くという人は多いです(特に欧米人で)
自力で行く方が時間に縛られないので、ゆっくり見たい人達はそうしているのだと思います。
一方でツアーも街中に会社が沢山あります。僕が周っただけでも10社以上あったと思います。そしてその経験から言うと皆同じようなツアーに見えて実は少しずつ内容が違ったり、時間帯が違ったり、値段が違ったりすることがあったので、しっかりと話を聞いてから申し込んだ方が良いと思います。
特に大きな部分では月の谷のサンセットに行かないという会社もあったので、十分に気をつけた方が良いと思います。何故なら月の谷のサンセットはかなり綺麗だからです。
ほとんどの会社がサンセットに行く中で、1,2社だけ行かないと言っている会社があってビックリしました。
サンセットは必見なので外さない方が良いでしょう!
ツアーのスタート
ツアーは日差しが弱くなってくる夕方からスタートします。またサンセットを見に行くのが最終目的なので、サンセットの時間によって多少変わったりするようです。また天候によって変えているという会社もありました。
僕の時は16時に会社に集合するように言われました。
16時ぐらいに集合して、バンに乗り込み、ツアーがスタートします。
塩の洞窟
塩の洞窟はツアーの中でも最初の方に行くところです。
ほとんどが塩でできた岩石で、その上に砂がこびりついてしまっているような感じらしいです。
なぜこんなところに急に塩の洞窟が出現したのかというと、昔この辺りは海だったらしく、それらが固まったことで出来たとガイドさんはいっていました。
塩が固まって結晶になっていることで、岩石も特殊な形状をしていました。
洞窟を抜けるとそこは本当に地球ではないかのような光景が広がっています。
こんな面白い場所があるなんて思ってもいなかったですね。
3人のマリア
塩の洞窟を抜けると次は3人のマリア(Las tres marias)がいるところに向かいます。
これは大きな道沿いにある場所で、岩の形が3人のマリアに見えると言われたところからこの名前が付いたようです。
正直これに関してはよくわかりません。
どこをどう見たら3人のマリアに見えるのか、そもそも人の形にも見えないし・・・
期待はしていませんでしたが、別に来なくても良かった場所ですね。
巨大なクレーター!?
その後はちょっと砂漠の中を歩いて高台のところまで行きます。
そこから月の谷を見渡せるのですが、大きなクレーターのような地形になっていました。
少し形はいびつになっていますが、はるか昔に隕石が落ちたんじゃないかと言われているそうです。
その他にも歩きながら、色々なところを案内してもらいます。
砂漠なので砂紋のあるところも多いですし、周りの異次元な世界も相まって、良い感じです。
月の谷サンセット
いよいよ太陽が沈む時間になってきたら、サンセットの見える丘まで行きます。
少し逆光でわかりずらいですが、画面右の岩のところが断崖絶壁に突き出ていて、そこに乗って写真が取れたのですが、最近崩れてしまって、危険だということで立ち入り禁止になっていました。
ですが、そのほかの場所でも十分に夕陽を堪能することができました。
夕陽自体も綺麗ですが、夕陽に照らされる月の谷もとても綺麗で幻想的な雰囲気になります。
黄金色に染まっていく月の谷に感動しながら、このツアーは終了となります。
大体ツアー全体で4時間ぐらいの行程です。
ツアーの料金
ツアーの料金は時期によって変わるみたいです。
僕が行った2月の下旬ではほとんどのところが
一人:15000チリペソ
でしたが、僕は交渉して13000ペソでいける事になりました。