南米を旅している時に探したのが南米全土で使えるsimカードでした。南米全土で使えるsimがあれば、それぞれで買い替える必要が無く、かなり楽になると考えたからです
そこで南米全土で使えるsimについて情報を集めてみました。
なぜ南米全土で使えるsimを探したか
これは僕が北米(カナダ・アメリカ・メキシコ)を旅した経験から、こうしたsimが存在するのではないかと思ったからです。
北米には、この三ヶ国を一つのsimで通信することができるシステムがあるのです。
これを僕は使っていたおかげで2ヶ月間同じsimで過ごすことが出来ました。simカードを購入するのは、携帯ショップを探したり、パスポートを出して契約をしたり、料金プランを考えないといけなかったりと色々大変なことが多いのです。
特に南米は国の数も多いので、それをそれぞれの国ごとにsimを契約していてはかなり面倒くさいことになります。
特に一番大変なのは契約プランの選択です。それぞれの携帯会社でプランが異なるため、どこのプランが安くて良いかを調べなければいけません。
しかも南米のホームページはほとんどがスペイン語で書いてあるために、解読するのにも時間がかかります。
そのため、全土で使えるsimを探したわけです。
北米にあるのだから、同じようなことを考えている会社が南米にもあるのではないかと思いました。
南米全土でsimを売り出している会社はあるのか
そこで、南米全土で使えるsimがあるのかどうか、まずは日本語でネット上に検索をかけましたが、全然情報は見つかりませんでした。
そうなればそれぞれの国の情報を調べていくしかありません。そこで南米全土でsimを出している会社があるのか調べました。
その結果候補に挙がってきたのは、2社でした。
Claro
Claro(クラロ)は2003年設立のブラジルの通信会社です。
中南米を中心にかなりの範囲の国で通信環境を提供しています。
その国名を挙げると
- グアテマラ
- ホンジュラス
- コスタリカ
- エルサルバドル
- ニカラグア
- プエルト・リコ
- ドミニカ共和国
- パナマ
- コロンビア
- エクアドル
- ペルー
- チリ
- ウルグアイ
- パラグアイ
- ブラジル
- アルゼンチン
Movistar
Movistar(モビスター)はテレフォニカというスペイン・マドリードに本拠を構える大手通信事業者の傘下にある会社です。このテレフォニカはスペイン語圏の諸国における最大手の通信事業者だそうです。
もちろんこの会社も中南米でかなり通信環境を提供しています。
主な国名は
- コスタリカ
- エルサルバドル
- グアテマラ
- メキシコ
- ニカラグア
- パナマ
- コロンビア
- エクアドル
- ペルー
- チリ
- ベネズエラ
- ウルグアイ
- アルゼンチン
- スペイン
以上の14ヶ国です。
ただ南米においては違うブランド名義で展開をしている国もあります。
それがブラジルです。ブラジルではVivoという会社名で通信環境を提供しているのです。
こちらの会社も同じく南米の主要な国を網羅しているので共通のsimがある可能性は非常に高いと言えます。
実際に南米全土で使えるsimはあるのか
結果的に先に言ってしまうと、現時点(2018年3月)では、南米全土で使えるsimというのは上記の2社において提供されていませんでした。
また両社において、ボリビアで通信事業を展開していないという点も少し困るところではありました。
実際に、それなりに大きいショップに行って、他の国でも使えるのかどうかを聞きましたが、両社とも答えは「ノー」でした。
同じ通信会社なので、出来ないことはないはずなのですが、南米の各国での通信規制的なものがあるのかもしれません。
そのため各国でそれぞれsimを買わないといけないということが分かりました。
ただ、Movistarに関しては、「近い将来そういうことも出来るようになる」か「そろそろそういう事もできるらしい」というような感じのことは話していた(スペイン語と英語で説明されたので少し曖昧です)ので、もしかしたら南米全土で使えるsimが登場する日も近いかもしれません。
もし気になったら一度Movistarで聞いてみられたら良いかもしれません。