先日第2回目の予防接種を受けてきました!
↓↓↓前回の予防接種の内容はこちらから↓↓↓
Contents
今回接種したワクチン
前回接種したワクチンはA型肝炎1回目(全2回)と狂犬病1回目(全3回)でした。
今回僕が接種したワクチンは、
- 狂犬病2回目(全3回)
- 破傷風(全1回)※1968年生以前の人は基礎免疫がないとして全3回の接種となります
- B型肝炎1回目(全3回)
以上の3種類です。
3か所刺されると中々痛いです(笑)
ちなみに、前回は2か所だったので左右の肩に一個ずつだったのですが、今回は3か所。どうやって打つのだろうと思っていたら、片方の肩の前後に打つということでした!
僕の場合は左肩の前後に刺されました・・・
余談ですが、予防接種では基本的に筋肉内注射になります。
その理由としては、皮下注射でも良いそうなんですが、筋肉内注射の方が抗体の付きやすさが良いということでした(看護師さん談)。まぁ単純明快ですね☆
そして筋肉注射の場合は、看護師さんから注射された部位を揉まれます。
これにも理由があって、筋肉内注射の場合揉むことによって吸収が促進されて早くなるそうです。皮下注射の場合は揉んでも意味がないそうですね☆
ちなみにインフルエンザワクチンは皮下注射なので、揉まなくても良いということでした。 ※この辺はお医者さんによって意見が分かれますが、現在の主流は揉まない方向です。
B型肝炎を受けることにした理由
最初僕はB型肝炎の予防接種を受けないつもりでした!
↓↓↓その理由はこちらから↓↓↓
上の記事の中でも僕が独断で決めた予防接種の重要度を低く設定しています。
ですが、前回、今回とお医者さんの話を聞いているうちにやはり打っておくべきと判断しました。前回・今回で違うお医者さんだったんですが、お二人ともに強く推されました!
その理由は
「B型肝炎の感染率の高さと世界の医療動向、渡航期間の長さ、そしてワクチンの有効性」
です!
B型肝炎の怖ろしさや世界や日本におけるB型肝炎の実情を知れば知るほど、受けておいて損はないと思います。特に女性の方は将来妊娠をした時に子供へ感染させてしまう母子感染というものがあるため、受けておいた方がいいかも・・・
そして自分の渡航期間は2〜3年の予定をしています。
そのためその間にどんな事が起きるか分かりませんし、僕の渡航目的(このサイトの趣旨)が偉空間にトリップすることなのも影響しています。
それらを少しずつ説明していきます。
B型肝炎とは
まずはB型肝炎の概要を知りましょう。
厚生労働省がWHO(世界保健機関)のサイトを翻訳した内容が書かれていましたので、ご紹介します。
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによって起こる、致命的となり得る肝臓の感染症です。B型肝炎は、主要な世界的健康問題で、ウイルス性肝炎の中では最も重症な型です。世界中で20億人が感染していると推計されており、2億4千万人以上が慢性の(長期にわたる)肝臓感染症にかかっていると推計されています。また、毎年60万人がB型肝炎の急性または慢性の経過によって死亡しています。
B型肝炎ワクチンの感染と持続感染の予防効果は95%であり、人に起こる主ながんに対する初めてのワクチンです。
厚生労働省検疫所「FORTH」より引用
なかなか大変な病気ですよね・・・
急性感染期には、あまり症状が出る事はないそうですが、それでも数週間続く急性症状を起こすことがあり、皮膚や眼球結膜の黄染(黄疸)、褐色尿、激しい倦怠感、悪心、嘔吐、腹痛など出る人もいるそうです。
ですが、恐ろしいのはウイルスの肝臓への持続感染によって、肝硬変や肝がんに移行するというところです。毎年60万人がB型肝炎によって亡くなられているという事は、慢性的な肝臓の病気でという事なのでしょう。
B型肝炎の感染率の高さはエイズ(HIV)を遥かに凌ぐ!
B型肝炎の感染経路は、
- 注射針の使い回し・輸血などによる感染者の血液との直接接触
- 感染者との性交渉
- 母子感染
です。
感染経路はエイズ(HIV)と同じですが、その感染率は段違いだそうです。お医者さん曰く、それぞれの感染率は
- エイズ(HIV):0.3%
- C型肝炎:3%
-
B型肝炎:30%!
となっています!
B型肝炎の感染率は同じ肝炎のC型の10倍、そしてなんとエイズの100倍!!!
レベルが違いすぎます・・・
しかも今現在世界人口は約73億人と言われていますが、WHOの報告では20億人が感染していると推計されているんですよ!!!
これってつまり3.65人に1人が感染しているってことですよね!?
恐ろしすぎませんか!?
B型肝炎の生じている地域は
B型肝炎は、中国やアジアの他の地域に蔓延していて、アマゾンや東ヨーロッパと中央ヨーロッパの南部でも持続感染が高率です。中東やインド亜大陸では、全人口の2%から5%が持続感染していると推計されているそうです。
ということは、世界的に生じているという事ですね。
意外ですが、それだけB型肝炎は身近な病気だという事です。
世界の医療動向
ちなみに日本におけるB型肝炎の感染者は110〜140万人いると言われていますが、そのほとんどが母子感染だそうです。
これはお母さんが妊娠している時からウイルスを持っていて、出産の時に出血した血液を介して赤ちゃんに感染してしまうというものです。
そのため日本では対策が取られることになり、1986年に「HBV母子感染防止事業」が実施された後に生まれた人で感染している人は、少数の人しかいないことがわかっています。
現在もこういった感染が起きているのはまだまだ対策が不十分な途上国で多いようです。
しかし、先進国でも最近急増しているのが、性交渉や注射薬物使用による感染です。
そのため、世界的に感染者がいるということから、WHOは幼児期からすべての人がワクチン接種をするように勧めているのです。
実際に診察をして頂いたお医者さんも「最近は海外に渡航する人には全員B型肝炎のワクチン接種を勧めています」とおっしゃっていました。
世界一周の渡航目的と渡航期間の長さ
僕は世界一周をするのに2〜3年ぐらいかけようかと思っています。それだけ長期で渡航していく中においては、いくら気をつけていても思わぬハプニングに巻き込まれる可能性が十分にあると思っています。
実際にお医者さんに言われたのは、途上国などで事故に遭い、意識を失って運び込まれた病院の衛生状態が悪く、汚染した注射針などで刺されてしまったら感染してしまうということでした。
以前インドの病院に仕事で行ったことがあるのですが、大学病院であっても日本と比べれば衛生状態の悪さは目に見えてわかっていたので、納得という感じです。
また僕の渡航目的は偉空間トリップなので、そうした絶景に見に行くために登山をしたり、船を漕いだりといったアクティビティもすることになります。その際に誤って怪我をして、出血する可能性もあります。一緒にいた人が出血をしてしまい、それが何らかの形で付いてしまう可能性なども考えれば、やはりリスクが高いなと感じました。
B型肝炎のワクチンの安全性と有効性が決め手!
そして決め手になったのはワクチンの安全性と有効性でした。
そう『B型肝炎はワクチンで防げる病気なんです!』
このB型肝炎ワクチンの良いところは最初のFORTHにも書いてあったように、予防効果が95%と非常に高いということです。ワクチンができる前までは、多くの国で幼児の8〜15%が持続感染していましたが、ワクチン接種後は1%未満にもなったということです。
しかも、規定の回数を接種すればその効果は少なくとも20年続き、おそらく生涯持続すると考えられているほど有効なのです。
となれば、きちんと接種を済ませておけば、その後はほとんど心配する必要がなくなります。
お金で生涯続く安心が買えるなら多少の金額を出す価値はあるのではないでしょうか!
むしろここで少しの金額をケチって後で後悔するようなことは絶対にしたくない!
そう強く思ったので、僕はB型肝炎の予防接種を受けることに決めました。
世界一周者はもちろん、アジア圏や途上国の海外に行かれる方、海外でアクティビティをされる方であれば、受けておくことを強くお勧めいたします!
参考にしたサイト
厚生労働省検疫所「FORTH」
肝炎.net
STD研究所